2017/05/17大阪府大阪市ザ・フェニックスホール

2017年5月17日(水)
大阪府大阪市ザ・フェニックスホール
左手のアーカイブ音楽史編纂事業 ~バッハを中心とするバロック時代編~
▶「存在しない左手の古典的作品を生み出すことにより片手演奏を学ぶ礎を作り、未来へ可能性と価値を繋ぎます。」

▶前売 ¥2,500 , 当日 ¥3,000 , ペア(前売のみ) ¥4,800 , 大学生以下 ¥2,000
▶一般社団法人ワンハンドピアノミュージック
090-6047-3005 contact@onehandpianomusic.com
▶ザ・フェニックスホール チケットセンター 
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
▶詳細URL:
http://phoenixhall.jp/performance/2017/05/17/5771/
▶演奏:智内威雄、有馬圭亮

左手によるピアノ演奏のためのバッハの編曲は、以前からの目標の一つでした。私たちは継続した編曲作業を通して、一つの大きな音楽史を描くことを目指しています。「左手のためのピアノ音楽」には250年以上の歴史があり、スクリャービンやラヴェルといった一流作曲家の 優れた作品が多数存在するものの、多くは近現代に集中しています。そのため、鍵盤楽器が発展したバロックや古典期の充実が求められます。「存在しない左手古典的作品を新たに生み出す」という大いなる必要性と好奇心に突き動かされながら、バッハへ回帰することは最も自然な選択でした。バッハ作品が有する揺るぎない楽曲構造は、どのような楽器編成にも演奏スタイルにも適応する可能性を持ちます。私たちはそこに左手演奏の特徴を照らし合わせると同時に、「バッハ作品本来の響き」を探る姿勢も持ち続けました。「左手のためのピアノ演奏」を通してバッハに再び巡り合えることは、全ての音楽家にとり驚きであり、喜びになります。このコンサートを通して、片手演奏によるクラシック音楽を学ぶ礎を作り、未来のピアニストたちに可能性と価値を発信します。
存在しない左手古典的作品を新たに生み、左手の音楽で大きな音楽史を描くこと、それが「左手のピアノ音楽史編纂プロジェクト」です。このコンサートを通じて片手演奏によるクラシック音楽を学ぶ礎を作り、未来のピアニストへ可能性と価値を発信します。(左手のピアニスト・智内威雄)