産経新聞朝刊(愛媛版)記事掲載

2010年8月24日 産経新聞朝刊(愛媛版)に記事が掲載されました。
以下”MSN産経ニュース”より

暑さ忘れる「ピアノ怪談」 松山「坂の上の雲ミュージアム」
2010年8月24日 産経新聞朝刊(愛媛版)2010.8.24 02:14

 「坂の上の雲ミュージアム」(松山市)で22日夜、小泉八雲の小説「怪談」の朗読にピアノ演奏を合わせた朗読コンサート「ピアノ怪談・夏の夜の夢」が開かれ、約100人の市民がひとときの涼を楽しんだ。

 同ミュージアムの主催。小泉が明治39年に著した短編集「怪談」から、絵に描かれた女性に心を奪われる若者を描いた「衝立(ついたて)の乙女」などを、劇団「わらび座」の元女優で松山市在住の阿部佐和子さんが朗読、左手のピアニストとして活躍する大阪府の智内威雄さんが演奏した。

 ある時はおどろおどろしい演奏で表現された明治の情緒に、市民らもすっかり“とりつかれた”感じ。松山市在住の主婦、大家千鶴子さん(66)は「鳥肌が立ちました」と感動した様子だった。

 同ミュージアムの松原正毅館長は「八雲は司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の主人公たちと同時代の作家で、アメリカから日本に移住した。西洋人から見た明治ロマンを楽しんでいただけたと思う」と話していた。