新たな映像が公開されました

KITAZUME Michio – Impromptuが公開されています。ぜひお聴きください。

高校のときに、クラスメイトがお勧め現代曲・音源を貸してくれて、そこに入っていたのが北爪先生のオーケストラ楽曲でした。しばらくは友人とその話ばかりをしていました。私もすぐにファンになり、そして友人は先生の楽曲に魅せられ作曲の道へと進んでいきました。

時は流れて2020年、主催する「#左手のピアノ国際コンクール」に作曲部門を設けることになり、審査委員長を決める際に、まず頭に浮かんだのが北爪先生でした。そして審査委員長としての取りまとめだけではなく、先生への楽曲委嘱、初演や出版まで提案しました。先生のご自宅でその話をしたのを思い出します。
その後に生まれたのがこの楽曲です。大会も審査委員長として成功に導いてくださいました。楽曲は音楽之友社から出版され、多くの方にも弾いていただける環境が整いました。

この曲を一言で言い表すと「かっこいい!」でしょう。楽譜を初めて開いたその日のうちにデモ音源を収録し終えていたほど、譜読みに熱中しました。

ピアノ楽曲はその構造上、打楽器的な体の動きを計算する必要があります。手を振り下ろす自然な落下が捉えられており、そこから生まれる響きの残像により、ピアノから様々な音ニュアンスが出てくる様は、弾いていてとても楽しくなります。ぜひお聞きください。

ピアノは日本ピアノサービス様より提供いただきました1925年製のヴィンテージ・スタンウェイ CD-135を使用しています。どこまでも広がる音、響き渡る低音、演奏者の打楽器的な躍動を、見事に音として表現してくれる名器です。

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