お誘い:深夜のピアニスト

久しぶりにkawaiのデジタルピアノのスイッチを入れました。

昨日の夜、友人から編曲譜が送られてきまして、それを深夜に読むためにデジタルピアノにヘッドフォンを挿しスイッチをいれました。その編曲譜が私の好きな曲だったのでとても嬉しかったです。等身大の自分と重ね合わせながら演奏をしていると時間が経つのを忘れてしまい、気が付いたら朝になってしまいました。なんだか友人や音楽に励まされているような不思議な感覚でした。昔の自分にはなかった感覚だと思います。しかし年を重ねるごとに少しずつ何かが変化し、このような音楽の楽しみ方もわかるようになってきたような気がします。

小さい頃にピアノのお稽古に励んだり、音楽大学に通った経験まであっても、様々な事情によりピアノをやめてしまったという方は多くいらっしゃると思います。コンサートを通じて、そういった方とお会いする機会が多いのですが、何かのきっかけでピアノを再開された方は皆口をそろえてピアノが楽しいと言われます。ちょうど子育てが一段落する頃の女性や定年退職をされてからピアノを始められる男性に多いようです。ある方は「昔の剣今の菜刀」などと言われていましたが、逆に自分の為だけの演奏、戦わなくて済む演奏が嬉しいようです。

私も、やはり好きな音楽をなんとなく口笛を吹くように弾いていたい時があります。そんな時にこのような楽譜が送られてくるととても嬉しく、時の経過を忘れてしまいます。

これから定期演奏会を隔月第二金曜日(※)に神戸北野Ricordi で行う事になりまして、11月12日から開始いたします。歴史的に価値のある作品の発掘をライフワークとしていきます。しかしそれと同時にこういった楽しみも機会を設けて少しずつ演奏していければと思います。

ピアノをやめてしまった方も、いま一度、気軽な気持ちでピアノに触れてみて下さい。一度は好きなった事、恐らく何かが落ちつくと思いますよ。

2010年9月20日 智内威雄

※第4金曜日に変更の可能性もあります。