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2024年10月10日

いよいよ本日より、福間洸太朗さんプロデュースの「第11回サロンコンサート in 銘楽堂」(演奏・智内威雄)がご予約受付開始(無料※予約必須)となります!
今回は、近年特に力を入れている現代の日本人作曲家による作品を、多く演奏させていただきます。
現代音楽というと、難解なイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私自身学ぶ中で、現代を生きる私たちだからこそ共感できる、繊細な感情や力強い生命力に満ち溢れていると感じるようになりました。
今回のコンサートでは、そんな現代の日本人作家の魅力を、皆さまと分かち合えたらと思っております。
演奏を通して、作曲家の思いや背景なども少しお話しさせていただく予定です。
どうぞ肩肘張らずに、音楽が奏でる豊かな時間をご一緒しましょう。
皆さまにお会いできるのを心より楽しみにしております。 (さらに…)


2024年10月6日

日ごとに秋深まる季節に、歴史ある街、大阪府四條畷で、音楽と朗読による心落ち着く時間を過ごしませんか?毎年恒例の四條畷ジョイントコンサートが、今年も開催されます。
左手のピアノ国際コンクールで受賞され、その後も多彩な才能を発揮されているピアニストの #久本久子 さんが中心となり、新たな試みとして「#朗読と音楽」に挑戦いたします。
谷川俊太郎さんの「生きる」を朗読のテーマに、久本さんが中心となり指導にあたり、子どもたちが一生懸命練習を重ねた朗読と、私が演奏する左手のピアノの美しい音色が織りなすステージとなります。
(さらに…)


2024年10月3日

いよいよ、寄付金の募集も始まりましたね。

参加者の方々が交流する顔を思い描くと嬉しくなります。このコンクールでの交流の広がり、未来への扉を開く鍵となるように。共に成長できる温かい場となるように。

皆さまの温かいご支援が、彼らの夢を育む力となります。どうぞよろしくお願いいたします。


✨左手のピアノ国際コンクール、未来への希望を奏でる若き才能に、ご支援を✨

回を重ねるごとに、さらなる感動を生み出すピアニストたちの挑戦の舞台、左手のピアノ国際コンクール。
彼らの情熱を、さらに輝かせたい。そんな想いから、皆さまに寄付金のご支援をお願いいたします。

ご支援は、入賞者への褒賞金、会場での特別な賞の設置、そして未来を担うピアニストの育成に役立てられます。
音楽の力で世界を感動で満たす、若きピアニストたちを、共に応援しませんか?

ご支援いただいた方には、感謝を込めて、コンクールプログラムへのご芳名掲載やご招待券などをご用意しております。
詳しくは、以下のご寄付のページをご確認ください。
●寄付金お申込みフォーム
https://forms.gle/HsRYmj1QY8ntwwbM7


2024年10月3日

本日、日本テレビ「news every.」の特集で、左手のピアニスト・早坂眞子さんの活動を中心として、「ワンハンド・ピアノフェスタ!」の様子が、放送されました。

かつては限られた人だけが演奏活動をした左手のピアノの世界。しかし、近年では「#左手のアーカイブ」プロジェクトや「#ワンハンドピアノフェスタ!」、「#左手のピアノ国際コンクール」などを通して、誰もが挑戦できる分野へと育ちつつあります。

早坂さんは、その新たな潮流の中で、真摯に左手のピアノ演奏活動、普及活動に取り組む若きピアニストです。
未来につながる左手のピアニストを取り上げた番組、清々しい感動を感じていただけたのではないでしょうか。
Youtubeチャネルにて配信もあるかもしれません。ぜひご覧ください。

放送日時:10月3日(木)夕方
※臨時ニュースなどにより、変更になる場合があります。
■番組HPはこちら
https://www.ntv.co.jp/every/index.html
■日本テレビnews every.公式YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@ntv_news/videos
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2024年10月1日

私が担当している大学の授業で、#音大生 たちが #企画運営 をするコンサートのお知らせです。
今回のコンサートは、彼女たちが半年以上かけて準備してきた集大成です。最後のフィナーレを飾る #オーケストラ・#コンサート に向けて、今までに何度も楽器紹介ミニコンサートを重ねてきました。
若い才能が輝くこのコンサートは、音大生が単に技術を披露する場ではなく、社会との接点を得て、音楽家の役割を深く理解する貴重な機会となります。
彼女たちの情熱と努力が結実した素晴らしい演奏をお届けしてくれることでしょう。ぜひ、会場に足をお運びいただき、クラシック音楽界の未来を担う #若き音楽家 たちの演奏、そしてコンサートを #企画運営 ​を担当する #学生 たちの熱意と才能に触れていただければ幸いです。
https://www.tokyo-ondai.ac.jp/information/38837.php
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【コンサート名】「#推し楽器 を見つけよう Vol. 8 Finale」 〜#オーケストラ コンサート〜
【日時】#2024年10月27日(日) 開演14:00 (開場13:30)
【場所】#杉田劇場(横浜市磯子区民文化センター5階ホール)
【出演者】指揮:#石川裕也、#東京音楽大学 ACT Projectスペシャルオーケストラ
【プログラム】(#モーツァルト/ 歌劇「フィガロの結婚」序曲、#ベートーヴェン/ 交響曲第7 番 イ長調作品92 より第1 楽章、他
【チケット】 (全席自由) 一般 ¥1,500、U25 ¥1,000(25歳以下の方を対象に販売いたします)、スマイルクラブ会員 ¥1,000
※vol.1~7に合計4回ご来場いただいた方は無料ご招待!
お取り扱い:横浜市磯子区民文化センター杉田劇場
電話予約 045-771-1212(9:00 ~ 21:00)
インターネット販売 https://www.sugigeki.jp/
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▲インスタグラム https://www.instagram.com/actproject_tcm/
▲X(Twitter)https://x.com/tcm_ACT_Project
▲公式サイト https://www.tokyo-ondai.ac.jp/subject/act_project
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2024年9月29日

今日は宝塚で、久しぶりのディオコンサートを楽しんできました!満席のお客様の前で、チェロの近藤浩志さんと共に演奏できたこと、本当に嬉しかったです。
彼と兵庫県宝塚市と宮城県岩沼市で行った震災後の東北支援コンサートから12年。あの時、音楽を通して生まれた繋がり。今日のステージでも、あの時の感動が蘇ってきました。
バッハの重厚な響き、ナウシカの美しい旋律、そして近藤さんの編曲による「かあさんの歌」の深い情感、どれも心に響く演奏でした。
終演後、お客様からの質問に丁寧に答える近藤さんの姿を見て、改めて音楽人としての素晴らしい人柄を感じます。またいつか、一緒に演奏できる日を楽しみにしています!
そして、子どもたちが作曲してくれた曲の初演も、刺激的な体験でした。彼らの自由な発想と豊かな感性に感動します。
最後に、関係者の皆様、そして会場にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました! (さらに…)


2024年9月16日

先日開催いたしました「ワンハンド・ピアノフェスタ! in 東京」の記事が掲載されました。主催者として、このような丁寧な記事にしていただき、心より感謝申し上げます。9月16日(月) #東京新聞 #朝刊 #社会面 オンライン版 https://www.tokyo-np.co.jp/article/354408

参加者の皆さまの演奏は、音楽への深い愛情と情熱を感じさせるものであり、会場全体が、それぞれの物語に耳を傾け、感動を分かち合う、温かい空気に包まれていました。

困難を乗り越え音楽への情熱を再燃させることの素晴らしさ、逆境の中でも音楽の可能性を追求する強さ、ピアノ作品の新たな魅力を探求する力。
これらの出会いと感動は、このフェスタが単なる演奏会ではなく、音楽を通じて人と人がつながり、共に成長していく場であることを改めて感じさせられます。そしてここから生まれた「#左手のピアノ国際コンクール」では、より広く、音楽の魅力を参加者同士、聴衆の皆さまと共有します。

これからも音楽を愛する喜びに満ちた場であり続けるよう、尽力してまいります。ご参加いただいた皆さま、そして記事にしてくださった東京新聞・清水祐樹さま、本当にありがとうございました。
(さらに…)


2024年9月15日

左手のピアノ国際コンクールへのたくさんのご関心、誠にありがとうございます。
部門選びにお悩みの方も多いようですので、こちらのページをシェアさせていただきます。
皆さまの情熱あふれる演奏を聴ける日を、心より楽しみにしております。

https://www.facebook.com/share/p/U7gemLLhQnPpmFZx/?mibextid=WC7FNe


2024年9月2日

「第10回 ワンハンド・ピアノフェスタ!in 東京」は、盛況裡に終了いたしました。
この度、東京両国にて開催いたしました「ワンハンド・ピアノフェスタ!in 東京」は、おかげさまで第10回を迎え、過去最多の参加人数に、会場は熱気に満ち溢れており、盛況な一日となりました。
当日は、片手演奏への愛情溢れるピアニストの皆さまにより、素晴らしい演奏の数々を、ご披露いただきました。演奏後の交流会では、活発な楽曲の情報交換や、意見交換が行われるなど、参加者同士の親睦が深まる貴重な機会となりました。
また、特別コーナーでは、第2回 左手のピアノ国際コンクール 作曲部門に応募された作品の初演も行われました。早坂眞子さんによる見事な演奏と、久米詔子氏、真島圭氏の情感豊かな楽曲は、聴衆の心に深く響きました。
私自身も、左手のピアノ音楽における新たな奏法を持つ楽曲の演奏をさせていただいたり、未来の左手のピアノ音楽の数々を紹介させていただき、貴重な経験となりました。
本フェスタは、毎回新たな才能との出会い、新たな音楽との出会い、そして新たな挑戦が生まれる、まさに現代における左手のピアノ音楽の重要な発信拠点であると実感しております。
ご参加いただきました皆さま、ご協力いただきました関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
来月には大阪でのフェスタも開催予定です。引き続き、皆様のご支援とご参加をよろしくお願いいたします。


2024年9月1日

今年の #蕨市民音楽祭 では、3つのコンサートに関わらせていただき、音楽の広がりと、そして蕨市の素晴らしい取り組みを肌で感じることができました。
#子ども作曲ワーク の初演会では、子どもたちの自由な発想が生み出した音楽に感動しました。専門家では思いつかない表現の数々に、音楽の可能性を改めて感じ、未来の作曲家たちの誕生を期待せずにはいられません。
私の #ソロコンサート では、左手のピアノ音楽の魅力を最大限に引き出すプログラム構成を心がけ、日本人作曲家特有の間合いや気配が表現ができたと感じています。
東京音楽大学 ActProjectの学生企画による #声楽コンサート では、彼女たちの企画力、MCの質の高さ、そして、なによりソプラノの老川鈴さん、ピアノの美里芽玖さんの演奏に感銘を受けました。会場との一体感を感じた最後の合唱は忘れられません。
作曲家の朴守賢さん川上統さんと取り組んだ作曲ワークショップに始まり、このような貴重な機会を与えてくださった蕨市の皆さまに、心より感謝申し上げます。
これからも音楽を通して地域社会に貢献してまいりますので、応援よろしくお願いいたします。


2024年8月24日

直前のお知らせになりましたが、明日8月25日(日)17時から、お世話になっています #奈良 の #ならまちセンター でミニコンサートをいたします!

今回のミニ・コンサートでは、#左手のピアノ音楽 の今に焦点を当て、その魅力をお届けします。

いよいよ夏休みも終わりが近づいてきました。少し涼しくなった夕方の時間帯、ぜひ奈良へ、そしてリニューアルしたならまちセンターへお越しください。

#コンサート #ピアノ #左手ピアノ #奈良 #ならまちセンター

【イベント詳細】

日時:8月25日(日)17時〜
場所:ならまちセンター
入場無料
※ ぜひお友達やご家族をお誘いの上、お気軽にお越しください!

奈良市ならまちセンター
〒630-8362 奈良県奈良市東寺林町38番地
TEL.0742-27-1151/FAX.0742-27-1152


2024年8月21日

夏休みは、過ぎ去った日々が懐かしく蘇る季節ですね。盆踊り、夏祭り、少年時代の思い出を鮮やかに彩る夏休みも終盤に近づいています。

#青春18きっぷ を手に、息子との夏旅もゴールを迎えました。旅の目的地の一つ、岐阜県 #八百津町 の「#杉原千畝記念館」。

極限の状況では、国や民族の枠を越えて、個々の人間性が際立ち、強調されるのでしょうか。世界情勢は日々変化していますが、千畝の輝きは、今もなお光を灯していました。

戦争に咲いた華でもある「#左手のピアノ音楽」を眺めながら、先人が後世に残そうとしたものを想います。

これから始まる #ワンハンドピアノフェスタ に、#左手のピアノ国際コンクール。なにを継承して、なにを発展させていくのか、その広がりを楽しみにしています。
8月最後の蕨市民音楽祭、9月からのワンハンドピアノフェスタ、また皆さまにお会いできることを楽しみにしています。


2024年8月12日

ワンハンドピアノフェスタ! を心待ちにしてくださっている皆様へ【追加募集のお知らせ】

東京大会、大阪大会に若干数ですが演奏枠に空きが出ました。

締め切りは過ぎてしまいましたが、もしかしたら…と迷っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会にご検討ください。
皆様と一緒に音楽を分かち合う貴重な機会です心より楽しみにしております。
ご希望の方は、事務局にご連絡ください。

#ワンハンドピアノフェスタ #追加募集 #東京大会 #大阪大会

追記:
締め切り後の募集となりますので、ご希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください。お問い合わせ多数の場合は、抽選とさせていただく場合がございます。皆様のご参加を心よりお待ちしております!


2024年6月5日

新聞の連載コラム「命の響き」が本日よりスタートいたしました。#共同通信社 の配信により #全12回 、各地の新聞で掲載されます。ぜひお手に取ってご覧ください。
#智内威雄 #左手のピアニスト #命の響き #連載コラム
#埼玉新聞(埼玉県・木曜)
#愛媛新聞(愛媛県・火曜)
#下野新聞(栃木県・火曜)
#山梨日日新聞(山梨県・火曜)
#大分合同新聞(大分県・木曜)
#東奥日報(青森・火曜)
#長崎新聞(長崎県・月曜)
#日本海新聞(鳥取県・木曜)
その他


2024年4月2日

宗次ホールの公演を無事に終えました。皆様のご来場に心より感謝申し上げます。

今回のコンサートでは、過去1年間に制作された楽曲が8曲も含まれるなど、左手ピアノ音楽の未来に向けた展望を考える貴重な時間となりました。

素晴らしい響きのホールと魅力的なスタインウェイのピアノにより、古典から現代まで幅広いプログラムをお楽しみいただけたことを大変嬉しく思います。

前回の公演から7年の歳月が経ちましたが、サイン会では久しぶりにお会いできた皆様との心温まるひとときを過ごしました。不安定な世界情勢やウィルスの脅威など、様々な困難に直面しました。それらを乗り越えて再び名古屋でコンサートを楽しむことができたことに感謝しています。

コンサートを主催してくださいました宗次ホールの皆さまにお礼申し上げます。 また、いつか皆様との再会を楽しみにしております。


 

左手のピアニスト 智内威雄


活動方針・略歴

“苦難の歴史を乗り越えた芸術を、
開かれた未来のために”


 私にとって左手のピアノ楽曲は、まず新たな分野と出会った驚きであり、そして再びピアノを弾ける喜び、音楽を続けられる喜びでした。私は、音楽が持つ普遍的な芸術の力、その可能性を強く信じさせられました。

 その音楽芸術の力により、障害をもつ個人は勇気を得ることができると気づきました。このような個々の営みの蓄積が、いつか垣根のない社会の実現につながるのではないでしょうか。

 この私の願いは、歴史的な楽曲の再発見を通して養われました。数世紀にわたって書かれてきた左手のためのピアノ楽曲は、戦争などの厳しい状況下でも音楽を心の支えに生きたピアニスト達の歴史が刻まれており、そして優れた楽曲が数多く存在しています。しかしそれらの深い表現力を呼び起こす楽曲の多くは、再演される事無く、散逸した状況が続いていました。

 私は、歴史を再発見し、優れた価値が再び埋もれないようにするための努力が必要であると考えました。そして現代においては、片手のための音楽の価値を高め、人々と分かち合えるようにするための教育と普及の必要性をも感じました。

 そのために「左手のアーカイブ」プロジェクトと「ワンハンドピアノレッスン」というふたつの環境づくりの活動に取り組んでいます。

 皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。


左手のピアニスト・智内威雄(ちないたけお)

公式Facebook https://www.facebook.com/pianisttchinai

  

音楽活動について

Mission

 片手によるピアノ演奏を通して、音楽の喜びを次世代に伝えます。

Vision

 未来のピアニストの礎となる演奏を発信します。そして音楽の喜びを分かち合える発展的な環境を作ります。

Value

 忘れ去られてしまった音楽分野の再発見と復興が行われます。その独創的な表現により、多くの者に器楽を演奏する新たな喜びを与えられます。それらを普及させる環境作りを行うことで、より多くの者が垣根の無い音楽・楽器演奏の魅力を体験できます。

 

「左手のアーカイブ」プロジェクト(LHPM)

 
 「左手のアーカイブ」プロジェクトは、2010年、現在も左手のみによる演奏活動を続ける「左手のピアニスト」智内威雄が中心となり発足しました。
 その目的は、左手のためのピアノ作品という忘れ去られてしまった貴重な音楽作品の発掘・復興と、左手を主とする片手演奏の認知向上と普及振興にあります。
 以下の2点を主要な活動として位置づけています。

1)埋もれてしまった歴史的名曲の録音・映像の作品化
2)中級・上級者のための新曲・編曲など、委嘱作品を含む楽曲楽譜の作成


 1)において、演奏されなくなってしまった左手の楽曲を、智内威雄の演奏を中心として収録し、一般に入手しやすい形でパッケージ化します。演奏映像を定点でカメラに収めることで、片手演奏特有の指や体の使い方などの演奏法を学ぶことができるよう配慮しています。

 2)において、元来、上級者あるいは職業演奏家のために書かれた左手演奏用楽曲の世界に、様々なレベルを設定することで、より多くの演奏者がチャレンジできレベルアップしていくことができる環境を作ります。さまざまなキャリアを有する作曲者に新たな楽曲の作曲や編曲を委嘱し、現在進行形の音楽芸術としての復興を目指すとともに、作曲家と演奏家のネットワークを作ります。

 このように日々、プロジェクトメンバー間で密な連携をとりつつ地道な活動を継続している一方で、昨今は活動を支援してくださる一般の皆様との接点として、イベントの開催にも注力しています。

 現在「左手のアーカイブ」が主催するイベントとしては、「左手のアーカイブコンサート」と「ワンハンドピアノフェスタ!」の2つがあります。

 「左手のアーカイブコンサート」は、第一線で活動するピアニストによるライブ演奏を通して、左手演奏の魅力を知っていただくコンサートイベントであり、「左手のアーカイブ」の活動報告等メッセージをお伝えしつつ、支援者の皆様との交流を図る場として機能しています。

 「ワンハンドピアノフェスタ!」は、2013年より始めた、公開レッスン、発表会、講義を含む、いわゆるワークショップ形式の交流イベントです。ここでは左手のみならず、片手演奏に親しむ者同士の交流と、演奏発表の場を提供します。

 この優れた音楽分野を世に広く知らせると同時に、潜在的に相当数にのぼるといわれる右手にハンディキャップをもつ演奏家に、音楽を続けるひとつの道を示したい。智内威雄のこのような強い願いから始まった「左手のアーカイブ」プロジェクトは、さらに幅広い層の人々へ向けて、そして次の世代へとバトンを手渡すことを視野に入れた活動を展開しています。

Biography

 

▼ <1976-2001 東京〜ドイツ>

▼ 1976年生まれ。
7歳より東京音楽大学付属教室、東京音楽大学付属高等学校ピアノ演奏科コース、東京音楽大学ピアノ演奏科コース
大学在籍中にミラノにて研鑽を積む。在学中に小林出氏、前島園子氏、アニータポッリーニ氏、アダマウリ氏に師事。現在東京音楽大学の講師とし後進の育成にも尽力している。

▼ 1999年 11月に渡独
▼ 2000年 ドイツ・ハノーファー音楽大学に入学。E.S.ネックレベルク ( Einar Steen-Nøkleberg ) 教授に師事し研鑽を積む。
▼ 2000年 グリーグ国際コンクール入賞、マルサラ国際コンクール3位入賞。
▼ 2001年 局所性ジストニアが右手に発症し、大学を休学し付属医療機関にてアルテンミュッラー教授(Univ. Prof. Dr. med. Eckart Altenmüller)の元で治療、ベルリンにてロランブレー氏(Laurent Boullet)の元でリハビリを開始。

▼ <2002-2009 ドイツ〜大阪>

▼ 2002年 E.S.ネックレベルク教授のすすめにより、スクリャービンの前奏曲と夜想曲、バッハ・ブラームスのシャコンヌ等、左手の音楽世界と出会う。
▼ 2003年 左手のピアニストとして音楽活動を再開。左手だけで質の高い演奏を得る為に、本格的に奏法の研究を開始する。
▼ 2004年 初の左手のみのソロコンサートをドイツにて行う。
▼ 2005年 同大学の卒業試験にて、左手のみで行った室内楽で満場一致の最優秀成績を収める。
▼ 2006年 3月に広島交響楽団とラヴェルの「左手のための協奏曲」を共演し、観衆をはじめ共演指揮者、楽団員から絶賛される。
▼ 2006年 11月に盛岡で行ったコンサートをきっかけに日本でのソロ活動を本格的に開始する。
▼ 2007年 7月に関西テレビ制作のドキュメンタリー番組「心に響く命の音・左手のピアニスト・智内威雄」が放送される。
▼ 2008年 地域に根ざしたクラシック音楽活動を提唱し、兵庫・大阪を中心として朗読コンサートなどのサロンコンサートを積極的に行う。
▼ 2009年 演奏活動とともに左手楽曲の演奏資料作成、楽譜作成、演奏方法等をまとめる”左手のアーカイブ構想”に着手する。

▼ <2010- 「左手のアーカイブ」プロジェクト>
▼ 2010年 左手のためのピアノ音楽の発掘と普及を目的とした任意団体「左手のアーカイブ」プロジェクトを発足させる。映像アーカイブ事業の成果をwww.lefthandpianomusic.orgにて公開スタート。
▼ 2011年 4月兵庫芸術文化センターにてF.シュミットのピアノ五重奏の日本初演を行う。同プロジェクトの制作により2タイトルCDを頒布開始
▼ 2011年 9月「左手のアーカイブ」プロジェクトの日本語サイトを立ち上げる http://lefthandpianomusic.jp
▼ 2012年 片手演奏用の初級・中級の楽譜、計4冊を左手のアーカイブにて監修する。「左手のアーカイブコンサート」を宝塚ベガホールにて行う
▼ 2013年 片手演奏の世界初のワークショップ「ワンハンド・ピアノフェスタ!」を実施する。
▼ 2013年 左手の音楽のクオリティーの高さを示すために、両手のピアニストでありながら左手の楽曲を積極的に取り上げるゼッキーニ氏をゲストとして招聘し「左手のアーカイブコンサート」を行う。
▼ 2013年 NHK放送制作のドキュメンタリー番組、ETV特集「左手のピアニスト~もうひとつのピアノ・レッスン~」が放送される。
▼ 2014年 片手演奏の普及を促進するために、片手の演奏教育プロジェクト「ワンハンド・ピアノレッスン」を立ち上げる
▼ 2016年 国際的に片手演奏の魅力を発信するために、芸術振興事業の『「左手のアーカイブ」プロジェクト』、教育福祉事業の『ワンハンドピアノレッスン』の両部門を柱とし、『(一社)ワンハンドピアノミュージック』を立ち上げ、代表理事に就任する。著書『ピアノ、その左手の響き:歴史をつなぐピアニストの挑戦』が太郎次郎社により出版される。「第5回 神戸アート・アワード」大賞受賞。
▼ 2017年 これまでの左手のピアノ音楽の普及活動が認められ「第4回 Jasrac音楽文化賞受賞」を受賞。

▼ 2018年 世界初となる左手のピアノ国際コンクール「ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール」のアマチュア部門とプロフェッショナル部門を大阪府箕面市で開催し、左手のピアノ音楽の社会化を進める。12月に、左手のピアノ国際コンクールに関連したドキュメンタリー番組『目撃!にっぽん「左手がつむぐ希望のメロディー」』がNHK松山により制作・放送される。
7月からNHKのラジオ講座『芸術その魅力 左手のピアノの世界~独自の芸術分野として』全13回を担当する。

▼ 2019年 1月に左手のピアノ国際コンクールのドキュメンタリー番組「私は左手のピアニスト~希望の響き 世界初のコンクール~」がNHK-BS1スペシャルにて放送される。その他にもNHKラジオ第1、NHK大阪、NHK松山、MBSがニュースで特集を放送する。

▼ 2020年 月刊誌『ムジカノーヴァ』2019年12月号~2021年4月号の連載「なんでピアノを弾くと疲れるの?左手のピアニストが見る正しい奏法」を担当する。NHK放送制作のインタビューに番組『「天上の響きに―左手のピアニスト・智内威雄」 – こころの時代』が放送される。

▼ 2021年 12月に第2回 ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクールを開催。同コンクールにて世界初になる作曲部門を主催する。

▼ 2022年 1月より神戸新聞「随想」をエッセーを連載する。音楽之友社より『左手のピアノ国際コンクール作曲部門 記念作品集』が発売される。ピアノ演奏法に関する書籍『スマート奏法 習得術』が音楽之友社にて出版される。8月にKBS京都制作のインタビュー番組『比叡の光 第2784回 左手のピアニスト』が放送される。