#日本現代音楽協会 主催の１０曲初演コンサートが無事に終了しました。ホールは温かい雰囲気に包まれ、おかげさまで素晴らしいコンサートになりました。
非常にクオリティの高い充実したプログラムでした。楽曲を提供してくださった10人の作曲家の皆様に厚くお礼申し上げます。
会場からは「名作揃いで驚き感動した」といった意見をいただきました。聴衆の皆様が、現代曲か古典曲かという枠にとらわれず、新たなクラシック音楽として純粋に楽しんでくださったこと、心より嬉しく思います。10人の作曲家が異なる角度から「ピアノ」の奥深さを示してくださり、左手のピアノ音楽の可能性を再認識しました。
今回の準備において、古典曲の研究と同様に、楽曲の整理、分析、そして表現に取り組みました。特に「表現」はピアノとの共同作業であり、様々な種類のピアノで効果を試す必要があります。そのような環境を提供してくださった#日本ピアノサービス様に心から感謝申し上げます。
舞台上でもお伝えしました通り、初演された10曲の楽曲は私だけでなく、世界中の多くのピアニストたちが待ち望んでいます。これらの楽曲を後世に残すためにも、何らかの行動を起こしていきたいと考えています。
世界初演はスタートラインに過ぎません。今後も再演を重ねながら成長していきます。来週は名古屋・宗次ホールでも数曲の再演が予定されています。名古屋方面の皆様ぜひ会場に足をお運びください。
最後に、当日の会場のレポートを投稿してくださった作曲家の中村滋延様の記事を共有いたしますので、ぜひご覧ください。
箕面での初演・演奏曲目ーーー
#平良伊津美／春の嵐 ～左手のピアノ曲～
#諸橋玲子／あわひII for piano (left hand)
#宋詞／Tocatta for left hand
#田丸彩和子／南西からの風 ～左手のために～
#近藤浩平／「声明とコラールの記憶」左手のために 作品225
—休憩—
#北條美香代／花弁雪 ～はなびらゆき～ 左手のための
#増田建太／前奏曲と後奏曲
#中村滋延／《修羅の肖像》左手のためのピアノ曲
#大野和子／Ne 〜for left hand
#飛田泰三／空に触れる
