ワンハンドピアノフェスタ in 東京が終了しました。

「第9回 ワンハンドピアノフェスタ! in 東京』が開催されました。コロナ以降、もっとも多くの方が会に戻ってこられたこともあり、会場は喜びに満ちていました。そして開始時刻を大幅に前倒する必要がでてきたりと、活気あふれる会になりました。

ワンハンドピアノフェスタは、2013年に東京で開催したのが初回でしたので今年で10年という記念の会となりました。時の流れに驚くとともに、それだけの長さがあったことも皆で振り返りながら感じました。

その10年前から変わらず応援し続けてくださる方も多く、まさに「ファミリー」といった雰囲気が会場にはあります。ここに来ると「帰ってきた」と感じます。会場のそこかしこでも「あー、あの時の!」という何かを懐かしむ会話が聞こえてきました。年月の積み重ねを感じます。

そして今回から新しく演奏参加される方、聴講参加される方も多く、音楽への情熱の輪が広がっていることも再認識しました。

ピアノを中心においた愛好家の交流は素晴らしく、そこに片手演奏というルールが加わることで更に可能性が広がり、さまざまな歴史的楽曲の情報交換、楽譜の交換、奏法のアドバイス、作曲、編曲のアイディアの出し合い、そのほかありとあらゆる片手音楽に関する情報交換がされています。

この会が左手のピアノ音楽、片手演奏において、世界の中心にあると言えるでしょう。そして今の時代だけでなく音楽史を見ても、ここまで充実した片手の音楽を取り巻く環境はなかったことでしょう。左手のピアノ国際コンクールをはじめとして、様々なアイディアや、出会いの場が、ここでの提案により生み出されてきました。

この会は多くの方に支えられています。演奏参加してくださる方々、新たな世界観をあたえてくださる作曲家の方々、聴衆参加をされた方々、そして受付に始まり司会に舞台設営などご尽力いただきましたスタッフ、ホールの方々、そしてこのフェスタのために募金活動に参加してくださった方々、この場をお借りしてお礼申し上げます。

松山の講演と演奏について

11月26日(日)11時(予定)から #愛媛県県民文化会館 メインホールにて、『#看取りから芸術へ』と題して、父・智内兄助との対談、私のピアノ演奏を行います。母の生前のライブ映像も流す予定があるようです。

#日本死の臨床研究会 は、緩和ケアに関連した団体が集まる大規模な学会であり、毎回持ち回りで各都市で行われています。今回は愛媛で行われます。大会には #山折哲雄 先生の講演会はじめとして、多くの素晴らしい講演が予定されています。文化芸術活動の活発な愛媛らしい大会になっています。 “松山の講演と演奏について” の続きを読む

11/5 京都でコンサートを行います

次の日曜日11月5日に京都でコンサートがあります。お近くの方はぜひお越しください。会場は #遠藤剛熈美術館 です。昨年 #KBS京都 制作のインタビュー番組「#比叡の光 – 左手のピアニスト」を収録した会場です。美術館建物、油絵が持つ重厚さと秋の深まりが良く馴染み、京都ならではの空間を生み出しています。

「智内威雄 「アフタヌーンコンサート~左手で奏でるピアノの響き~」
日時:11 月5 日(日)午後2:00 開演
会場:遠藤剛熈美術館(下京区猪熊通高辻下ル・阪急電車大宮駅より徒歩7 分)
料金:全席自由・税込 一般\3,000 /学生\2,000 で販売中
チケットの販売やお問い合わせについては、
フォレスト京都 事務局、電話080-3130-6137 までお問い合わせ下さい。

写真は先日 #KBS京都ラジオ の #妹尾和夫 さんの番組に出演した際のものです。
#妹尾和夫 #遠藤奈美
#智内威雄 #左手のピアニスト

コンサートへのリンク

ワンハンドピアノフェスタ!in OSAKAが終わりました

連休最終日に行われましたワンハンドピアノフェスタ!in OSAKAは、昨年よりも参加者が大幅に増えるなど、開催前から私たちの期待も高まっていました。

一般参加型のイベントであり、皆さまの演奏、私のレクチャーや演奏、そして最後には交流会が行われました。コロナ前の活気を取り戻したように感じられます。関東、東海、九州、中国、そして地元関西から多くの方が集まられました。

今回から第二部にアンサンブル・コーナーが設けられるなど新たな試みが行われ、参加者同士で和やかな交流がされました。打ち上げでもどなたかが言われていましたが「ワンハンドファミリーの暖かさ」があるように感じられます。

思い返しても色々な演奏があったなと思います。初めて演奏参加される方にベテランの方、歴史的価値のある楽曲を演奏される方、ご自身で編曲をして演奏をされる方、作曲家に委嘱した曲を演奏されるかた、作曲家自身が自作を演奏披露してくださりもしました。そして新たな表現を模索して、片手と声を使った素晴らしいパフォーマンスをしてくださった方、コンピューターに打ち込んだ自作と共演された方。
交流会では、その演奏方法、楽譜情報交換、楽曲委嘱を行う方もいらっしゃいました。そして、それらを発表する演奏の機会作りなども話し合われたりと、さまざまな広がりが生まれました。

皆さまの声に後押しされて、それらを具現化すべく努力を重ねてまいります。今後も新たな出会いや広がりがあることでしょう。また次の機会にお会いできることを楽しみにしています。たくさんのアイディアと希望をいただきました。またこれからが楽しみですね。

四條畷市市民総合センターのお礼

この週末に大阪四條畷でコンサート出演と、箕面市でのフェスタ主催を行いました。初日は四條畷市市民総合センターでのジョイントコンサート、最終日は箕面市で「ワンハンドピアノフェスタ in OSAKA」、縁の広がりを感じる実りある3連休になりました。

四條畷のジョイントコンサートは、左手のピアノ国際コンクールの関連イベントとして毎年開催されています。#左手のピアノ国際コンクール には、障がいある若者を応援・育成できるといった内容の賞が準備されており、その賞を受賞された久本久子さんが中心となり、企画の会議を重ねて方向づけをしてきました。

今回は、愛媛県 #今治市 からコンクールに参加してくれていた河野信幸くんに、新たなチャレンジをプレゼントすることになり、久本さん自身が指揮をされている「#交野うたう会」の協力のもと、「初めての合唱伴奏」という企画を入れました。曲目は「翼をください」です。久本さんが事前に今治に入り河野くんにレッスンを行ってくださったり、当日も久本さんの素晴らしいアイディアで会場が一体となり、河野くんの伴奏で合唱をする演出もされました。市民総合センターの皆さまのご協力、スタッフの皆さまのご協力、そしてかたのうたう会の皆さまの素晴らしい歌声に支えられて、充実したコンサートとなりました。ありがとうございました。

NHKドキュメンタリー番組再放送のお知らせ

左手のピアノ国際コンクールのドキュメンタリー作品『私は左手のピアニスト ~希望の響き 世界初のコンクール~(前・後編)』が再放送されます。今回で10回目の再放送と聞いています。多くの方にこの分野の魅力が伝わることを期待しています。

9月29日(金) 午前9:30 〜 午前11:13
9月29日(金) 午前9:30 〜 午前11:13
9月30日(土) 午前0:00 〜 午前1:43
9月30日(土) 午前0:00 〜 午前1:43

BS1スペシャル 私は左手のピアニスト ~希望の響き 世界初のコンクール~(前・後編)(2019年)2018年、大阪で「左手のピアノ国際コンクール」が開催。集まったのは右手を病気や事故で痛め、左手で演奏することを選んだピアニストたち。「挫折から希望へ」。出場者たちは左手だけで演奏する曲に出会い、その新たな世界に魅了されている。左手のピアノ曲が生まれた意外な歴史もたどりながら、その魅力を伝える。

なら100年会館:ありがとうございました。

なら100年会館に足をお運びいただき、ありがとうございました。今までにも奈良では様々な試みをしてきましたが、今回も多くのことを学ばせていただきました。

前半は左手のピアノ演奏の可能性を知っていただくためために、多くの違ったキャラクターをプログラムに組み込みました。

そして後半は二台のピアノで行う三手演奏。こうして三手での初めての本番を終えて思うのは、一般の二台四手の演奏とは大きく違う世界があったということでした。

両手演奏同士の四手演奏は音の量からもオーケストラのようなキャラクターに近づくのに対して、三手の演奏は、音の量からもチェロソナタのような、単旋律楽器+ピアノといったキャラクターに近づくことに気がつきました。 “なら100年会館:ありがとうございました。” の続きを読む

「ワンハンド・ピアノフェスタ!」10周年記念

今年は「ワンハンド・ピアノフェスタ!」開催10年周年の記念年になります。今年も多くの参加申し込みをいただきました。ありがとうございます。参加申し込みは締め切らせていただきました。今回も皆さまとワンハンドピアノの魅力を共有できることを楽しみにしています。

提出いただきました曲目リストを見ても、近代の先鋭的な左手楽曲を演奏される方、自作の作品を演奏される現代作曲家の方、唱歌・童謡の編曲楽曲を演奏される方、シャンソン調の弾き語りをされる方、そして今回から開始される室内楽曲を演奏される方、多様な片手演奏のあり方が示されています。

この「ワンハンド・ピアノフェスタ!」が発祥となり、参加者たちが身近な駅ピアノであったり、各地の音楽イベントで片手演奏を披露されるようになったり、それだけにとどまらず様々な片手演奏のイベントも開催されるようになるなど、縁が広がっています。10周年を迎えるフェスタの重要性を改めて感じます。

運営面でも、未来の「#左手のピアニスト」を育てるために、ピアニスト達を企画・運営スタッフや、ゲスト出演枠に入れるなどの試みが毎回行われ、その中からはプロの演奏活動を開始した者も出てきています。

この演奏分野は、第一次世界大戦がきっかけで花咲きました。フェスタは、その苦難の歴史を開かれた未来に繋ぐための大切な架け橋としても発展しています。今後も様々な試みをしていきます。応援のほどよろしくお願いいたします。

#ワンハンドピアノフェスタ
#左手のピアノ国際コンクール
#Wittgenstein
#両国門天ホール #メイプルホール