2009年11月27日
授業:ピアノ指導法特別講座
会場の声(授業の感想より)
●今回のお話と演奏は私にとって、ビックリすることが沢山ありました。まず聴いた事のない曲がたくさんあり、素敵な曲と沢山であう事が出来ました。そして 左手で作られる音楽を聴いているうちに、先生の洗練された音楽に深く感動しました。私は鍵盤が見えない位置に座っていたのですが、途中から左手で弾いてい るとか、そういう話ではなく、純粋に先生の音楽が好きになりました。お話もたのしく時間があっというまに過ぎていました。
●先生はとても向上心のある方だなと思いました。普通の音楽家なら右手が動かなくなってしまったら、諦めてしまうと思います。リハビリをしていく中でご自 身との葛藤は合ったと思います。しかも”左手のピアニスト”になることで知らない曲や世界を知り、今回演奏して下さった曲は全て新鮮で私にとっても新しい 世界を伝えてくれました。目を閉じて聴くとまるで両手の演奏に聴こえ、目を開けると超絶的に左手が動いていて感動しました”欠点を活かす”努力をされた結 果なんだと思いました。きっと先生は、なるべくしてなった左手のピアニストなんだと思います。でなければ、このようにして今日先生の演奏が聴けなかったか らです。そして、私だけではなく全ての学生に感動を与えたと思います。
●左手のための作品があることは前々から知っていましたが、演奏を聴いたのは初めてです。私は左手の作品の存在に対して、左手の為の練習曲のような技巧的 なものばかりかと思っていました。しかし、それはとんだ勘違いで左手の世界というものが確かに存在していると感じました。分厚い和声を感じさせる様な両手 の作品とは違い、シンプルな中に何か演奏者の思いを紡いでいるかのような美しさに感動しました。また、大切に大切に話をしている様な演奏だとも思いまし た。特に吉松隆さんの作品の中で強くそう思いました。左手だけだからこそでてくるピアノの新しい一面をみたような気がします。「話をしているみたい」とい う観点から連想できるように、ジャズの中にまじって左手のピアノも絶対にいいな!と思いました。是非それも観てみたいです。
●右手が動かなくなったら、途方に暮れてしまうと思うところを、左手のための曲を広めようと、自分にしか出来ないやるべきことを見つけて道を開いていった 先生の姿は本当に素晴らしと感じます。また、ただ左手の曲を見つけて弾くだけではなく、音楽史的にも研究され勉強されていらして、その上で演奏して下さる ので説得力があります。”2-1ではない”という言葉が印象に残りました。右手がない曲ではなく、左手のための曲というのを本当にわかって演奏してらし て、左手の表現力に驚きました。また今は音楽にたずさわる人の中で過しているので音楽を通して自分にしかできない事が果たしてあるのだろうかと日々悩んで しまいますが、もっと視野を広げて、日頃の生活の中で小さな事でも音楽を通して出来る事を見つけていきたいと思いました。左手の曲は後から音が積み重なっ て和音ができる音づくりが多いと思いますが、音が鳴る前から和声的な響きが感じられる演奏をされているのが凄かったです。コンチェルトにおいては、とにか く私が両手でもやり尽くせないだろうダイナミクス、響き、テクニックに圧倒されっぱなしでした。ハンディをプラスに変え音楽演奏という「消えてしまう芸 術」を人に印象づけられる演奏をこれからも続けていって下さい。
●スクリャービンが右手を使えなくなったりしたのは知っていたが、実際にそういう症状になった方を見たのは初めてでした。でもそれを活かして楽しむ姿に感 激した。何事もあきらめたらそこで終わってしまうけど、あきらめず頑張って努力したら必ず報われるんだなと思いました。今回は精神面でとても勉強になる講 義でした。
●左手のための曲がたくさんあるんだという事が分かりました。そして弾かれない曲も沢山ある事にもっと驚きました。演奏者が紹介しない限り皆には知られな いまま廃版になってしまうなんてとても悲しいことだと思いました。せっかく作曲家が思いを込めて作曲したのに・・。私はもっと沢山の左手の為の曲を知りた いです。私は「ツィンガーラ」がとても好きでした。子供達が無邪気に走っていくかのような姿が目に浮かび楽しかったです。Ravelのコンチェルトは大変 だろうけど是非弾いてみたいです。今日は素敵な演奏を有り難うございました。
●智内さんの言葉で一番心に残ったのは「自分に出来るのは音にすることだけかな」という言葉だった。素晴らしい演奏もきけて色々な事に感動した。世の中に はまだまだ色々な曲があるんだなと思った。
●数年前に智内さんの演奏をお聴きしてとても感動したことがあって、今日の講義はとても楽しみにしていました。左手のピアノ世界は私が想像していたよりも ずっと広いんだなと思いました。「大切なのは手段や音の数ではない。」という言葉がとても心に残りました。音楽を専門的に勉強するようになってから、部屋 にこもって一人でピアノを弾くという事が当たり前になってピアノや音楽に対する自分の気持ちも変ってしまっていたかもしれないと思いました。これからも音 楽を勉強していく中で大切なものを忘れずにいたいと思います。有り難うございました。
●智内さんの弾くピアノは本当に様々な音色があってとても美しかったです。左手だけで音の数も少なくなっているのに音色が多彩だし、こんなにも世界が広が るんだなあと思いました。また、演奏者の本来の役目は曲を紹介すること、プレゼンテーションすることだとお話しされていました。試験などが多いと何のため に演奏するのかを考えずに自分の為にひいているような感覚になっていましたが、常に、人に曲を紹介し、伝えるんだという気持ちを忘れずに弾いていきたいと 思います。本当に沢山の曲を聴くことが出来て、楽しかったです!!
●私も高校に入ってから手が何もしなくても震えてしまい、周りの人からも理解してもらえず、治療法も解らず精神的にもまいってしまい、最初の音から指が入 らないことがあります。先生にはジストニアの疑いもあると云われていたのですが、ジストニアでもないみたいで、今でも原因不明で大変悩んでいます。最近は 指が全くいうことををきかず、気持ちが沈んでいたのですが、先生のお話を聴き、先生の訓練方法など、大変興味深く、自分なりに一生懸命努力していこうと思 いました。今まで受けてきた授業の中で一番勉強になりましたし、自分自身とても悩み続けてきたことなので大変興味深く聞かせて頂きました。
●何らかの手の障害がある人のために左手の為の曲があることはしっていましたが、ジストニアという病気があるということは今まで知らなかった。今日、左手 だけで演奏される音楽を色々聴かせていただいて、このような機会が初めてということもあり、とても新鮮な感覚でした。左手だけで演奏される音楽は、その音 楽の世界をとても鮮明に表現できて、両手で演奏する音楽の世界とは少し違うんだけど、音の数が両手に比べて少ない分、一つ一つの音で表現する色や感情がと てもすてきですごいと思いました。
●今回初めて左手だけでの演奏というものを聴き、とても衝撃をうけました。まず左手だけで弾ける曲があるという事。左手だけの曲がこんなにも沢山あるんだ という事、そして目をつむって聴いていると、決して左手だけで弾いているようには思えないほどの迫力演奏で・・・。とてもびっくりしました。もし自分の手 が片方使えなくなったら・・と思うと。聞いていてとても感激しました
●サンサーンスのエレジーという曲にとても興味がわきました。左手だけで弾いているのに、両手で弾いているような音の豊かさ、左手での響きの作り方に感激 しました。ペダルもかなり重要な要素になってくるなと思いました。そして今回、自分のもっている弱点というものをうまく利点に変えて個性にするという素晴 らしい事を教えて頂きました。
●元々なかったわけではなく、今まで両手だったものが左手一本になること。そしてその世界に新しく入っていって追求することは私には真似ができないくら い、想像が出来ないぐらい大きな事だったと思います。今日は新しい世界をのぞかせて頂きました。私もいまに満足せずに何かが出来るかを探したいと思いま す。スクリャービンのノクターンがとても素敵でした。沢山の演奏と、暖かい人柄のあらわれた授業、有り難うございました。
●最初の一音聴いたとき、一瞬両手で弾いているのかと思ってしまいました。左手だけとは思えない、技術はもちろん、音色の豊富さと音楽性に感動しました。 ジストニアについて少し聴いたことはあったのですが、「周囲の理解が得られないため精神的なダメージも大きい」というお話を聴いたときに、ジストニア患者 の苦悩を感じました。左手のための曲は今まで数曲しか知らなかったので、いろいろな曲を聴けて楽しかったです。有り難うございました。
●左手の音楽に今まで触れたことが無かったので、とても新鮮でした。そして左手の為の音楽の曲の迫力は、両手よりも壮大なのではないかと錯覚するほどス ケールの大きく、また様々なことに考え感じさせられた時間でした。「弱点を個性にかえる」や「生活の中で演奏をすること」、「音楽は人と共有することで良 さが解ってくること」。名言が沢山収穫出来たので最高の指導法でした。今日は有り難うございました。
●左手のための曲については舘野泉さんの演奏をテレビで見たりして知っていたので、今回さらに色々な曲を知る事ができてとても興味深い講義でした。左手の 為の曲は両手を使うときと違って鍵盤の下から上まで駆け上がる事が出来て幅の広いダイナミックな演奏効果があると思います。(魅力的な曲が沢山ありまし た。)左手だけで音楽を作り上げる作業はとても難しいかもしれませんが、自分でもいつか挑戦してみたいなと感じました。
●とても衝撃的でした。音数も少ないとは全く感じなかったですが、智内さんが「弱点ではあるが利点でもある」という言葉が印象的でした。その言葉に、今ま での私には想像出来ない程の苦労と勉強や、左手のみで活躍される現在が集約されているように感じました。また、有名な作曲家や演奏家にも病気にかかった人 が多かったという事や、左手の曲が確立された時代背景など、とても勉強になり、非常に刺激を受けました。ありがとうございました。
●左手で演奏することで音楽が一つになっている気がしました。片手でもハッキリとメロディと和声がわかれて聞こえてきた、そして両手で演奏するよりもメロ ディと和声の間に繋がりが生まれるので、メロディも和声も含めて一つの音楽なのだとあらためて感じました。両手で弾くと、右手がメロディ、左手が伴奏とい う事が多いし、どうしても意識がどちらかにかたよってしまうけど、本来両手で弾くときも決して1+1ではなくどちらも合わせて一つなのだと思いました。 とっても簡単に弾いているように感じたけど、見た目以上に大変なのだろうと思います。本当に凄いと思うばかりでした。
●智内先生の授業は2,3年前に附属高校で受けたことがあるのですが、あのときの感動は忘れられませんでした。再び先生にお会い出来たことを嬉しく思いま す。前に聴いたときは、私はまだのほほんとしていただけだったのですが、今は自分がどういう方向へ行きたいのか焦り始めています。視野を狭くしないように がんばりたいです。また先生の授業を楽しみにしております。
●私が先生の演奏を聴いて最初に思った事は「本当に左手だけで弾いているの?」でした。左手だけでもこんなに沢山の美しいハーモニーが生み出されるのかと 感銘を受けました。両手では描ききれない世界を描いていけるなんて凄いなと。先生のピアノの音色が好きです。でも有名なピアニストがジストニアの病になっ ても先生みたいには出来ないと思います。なんか片手だから凄いとかじゃなくて、私は先生のピアノだから好きです。
●どの曲も素晴らしい曲で、とても素晴らしい演奏でした。こんなに沢山の左手のための曲があったなんて知りませんでした。一本の腕というか、一つの手であ んな大きな楽器を鳴らすと考えただけで私はぞっとするというか、恐怖、不安などを感じてしまいますが、今日の智内さんのお話や演奏を聴いていたら、そう いった大変さなどより、その素晴らしさを沢山感じることが出来たと思います。どの曲も1音1音がとても密度が高い、とても深みのある曲に聞えました。以 前、友人とある箇所について片手(左手)で弾くか、両手を使って弾くのかという議論をしたことがあって、その時友人は「片手でひけるものは両手で弾けない わけはない」といったのです。でも今回智内さんの演奏を聴いて、片手で演奏することで無限の可能性を感じました。とにかく素晴らしかったです。
●左手の曲の多さに驚きました。利き手と反対の手、そして指一本一本をコントロールすることはとても難しいだろうなと思いました。沢山素敵な演奏が聴け、 また新しい世界をしれました。今度演奏会に是非行かせて頂きたいと思います。これからも様々なところで左手の音楽の素晴らしさを広めていって頂きたいで す。
●鳥肌が立ちました。左手のみで弾くということは両手で弾くより何倍も大変だと思うのに、とても片手で弾いているようには聞えない美しい音色に感動しまし た。先生が「弱点=個性」とおっしゃっていましたが、その考え方は素晴らしいなと思いました。私の場合「弱点=マイナスなイメージ」にどうしてもなってし まうので、ピアノだけではなく普段の生活面でもその言葉を意識していけたら楽しいだろうなと思いました!今日は素晴らしい演奏を有り難うございました!
●先生の表現豊かな演奏にとても感激し、左手だけで演奏しているということを忘れてしまった。お話にあったように「音楽は手段でもなければ音の数でもな い」ということを強く感じる事が出来た。日頃練習していると、テクニックに囚われてしまったり、ノーミスで弾くことにこだわったりしてしまいがちである が、それは本来の音楽の姿ではないという事、音楽は音の芸術であるという事を肝にめいじておきたいと思う。左手のための作品はどれも素晴らしい曲であっ た。そしてそれは単に曲として素晴らしいだけでなく、音楽とはどうあるべきかをも示してくれるものだと思った。また先生の演奏を聴きたいと思う。
●智内さんの様に片手だけしか弾けないハンディがあっても活躍されている方がいらっしゃるのも初めて知りました。片手が弾けないということは全然ハンディ にはならないんだと実感すると同時に、私ももっとピアノを頑張ろうと思った。
●全く物足りなさを感じず、ペダルの効果や音型が工夫されているため、どれも大変素晴らしい曲に聞えてきました。私も手がとても小さく、オクターブがギリ ギリで譜面通りに弾ける曲が少なくいつも壁にぶち当たってしまいます。しかし先生のように「弾く」に当たってどのような壁に直面しても弱点を個性として 「音楽を表現し続ける」姿に大変感動しました。そして左手の音楽を聴いていると、両手の音楽に比べてメロディラインと和声を構成している部分がはっきり解 りやすいという印象を受けました。またそれが曲想を大変優美でロマンチックなものにしているのではないかと感じました。
●左手だけの音楽は、独自の世界がある。音が少ないために表現の幅が乏しくなったり、何か物足りなくなったりしてしまうのではなく、シンプルならではの良 さがあると思う。それはただ音が少なく「単純」という意味ではなく、無駄なものを一切省き洗練された音を集結して作った曲であるように感じる。左手のみで 演奏するための技術は困難であるのは間違いないが、シンプルであるからこそ、演奏者の技術面意外での技量が大変に問われるように思える。両手で弾くにして も、左手で弾くにしても、どんな手段を使ったとしても、結局は自分自身の音楽に対する想いが演奏に作用するのではないだろうか。
●とても衝撃的でした。左手演奏の理由が、まるで余分な音をなくし、洗練させる為であるかのようでした。弱点ではなく個性という言葉が本当にピッタリだと 思います。ジストニアという病気は聞き慣れないものでしたが、だれにでもなりうるものだと知り、ふと考えさせられてしまいました。どんな場面でも演奏する 事を大切にするというスタンスを私も大事にしたいです。
●左手のみでの演奏なのに、両手で弾いているような美しいメロディで驚いた。音数は少ないのに一つの曲としてきこえてきた。左手で伴奏と旋律を演奏すると いうことは音のバランスを良く聞いて演奏しているんだと思った。
●ジストニアという病気は今日初めて知りましたが、怖いと思いました。またそれに負けずに他の分野を模索し“左手のピアノ”をやろうと決心されるのは大変 な事だったと思います。今日の智内さんの演奏、目を閉じてきいてみたら、両手で弾いているかのような音がしていて、とても感動しました。
●左手だけで弾くということは両手で弾くことより迫力も音の数も音量も劣ってしまうように感じていましたが、今日の講義、演奏を聴いてそうでないことが解 りました。また片手だけで色々な音色を出されていた先生に感動しました。訓練すれば、両手の音楽と同等かそれ以上、または片手だけの音楽の世界を作り出せ るのだと感じます。ぜひ私も片手だけの音楽をしてみたいと思いました。今日は興味深いお話を有り難うございました。
●正直、自分が片手しか使えなくなってしまったら、多分ピアノを止めていると思うので、それでもめげずにピアノを続けられている方達のピアノに対する気持 ちや根性をとても尊敬します。
●とても大事なものを学べたような気がしました。本来音楽をやっている意味など、音楽についてや、他についての事も様々な事の“根源”を考えさせられまし た。左手のための曲があるということは最近知ったので、今日間近に聴く事が出来て光栄でした。左手の曲といっても本当に立派な音楽になっているし、左手が あんなに超絶的に動くのも、とても感動しました。素晴らしい音楽が聴けて本当に良かったです。智内さんは本当にかっこよいと思いました。素敵な講義&演奏 をどうもありがとうございました。感銘を受けました。
●先生が演奏して下さったバラードは音がとても幻想的かつ繊細でとても美しかったです。音の構成が簡単であってもその音がどれだけ美しく弾き、聴かせる事 によって、曲自体のイメージも変ってくるし、聴衆の気持ちも変ってくるのだと思いました。音楽(特にクラシック)は両手を上手く使うことによって初めて曲 が完成すると思っていましたが、今回の講義で、左手だけでも立派な音楽の世界を作り出せる事が解ったし、左手がメインとなる曲が世の中に沢山生み出されて いるということがしれました。素敵な演奏と沢山のお話有り難うございました。新たな世界についてしれて楽しかったです。
●凄いですね!授業内容であった歴史的な左手の話もとても勉強になりましたが、先生の演奏にただただ驚きました。ピアニストを目指している者にとったら、 とっても辛い病気を乗り越え、それを通して新しい光を見つけられた強さも凄いと思いますし、演奏している姿も、音も、何かととても深くて、両手での曲とは 音域の幅が違い、また、それも繊細で整っていて(良い意味で)きれいでした。これからも頑張って下さい。有り難うございました。
●ジストニアという病気自身知らなかったので、もっと自分のピアノというか身体や病気についてもきちんと知る必要があると思いました。今すごくすごく身近 に病気の人がいて、今まで自分の中で思い通りに出来ていたことがある日突然できなくなってもどかしいという思いを何もぶつける事が出来ずに苦しんでいま す。今回は音大ですし、ピアノ指導法の授業ということで、もちろんピアノ演奏がメインでありましたが、どんな風に精神面やもどかしさを克服していったかと いうのをすごく知りたくなりました。左手のみということで、周りの理解をあまり得られなかったとおっしゃっていましたが、ご自身でのリハビリなども含めて 家族の存在はどのようなものでしたでしょうか?私は当事者の重荷にならず傷つけず励まし元気づけてあげたいと思っているのに、どう接して良いのか未だ解り ません。またお話を聞ける機会があればその時は是非病気の面からもリハビリや精神面を含めお聞きしてみたいと思います。
●ピアノを演奏するという事は両手を使うのが当たり前のように感じていたので、左手のみでの演奏だと音が少ないからどうしてもジミな音楽になってしまうの ではないかと思い込んでいましたが、今日先生の演奏を初めて聴き、とても片手だけで弾いているように聞えないこと、何よりも豊かな表現力に驚き感動しまし た。音の一つ一つに込められた想いが美しい音や力強い響きになって私たちに伝わってきたように思います。こんなにも人の心を動かすことの出来る演奏が出来 るのは、これまで日々努力を重ね積み上げてきたものがあるからなのだとも思いました。私は両手が使えますが、先生は右手が不自由になってしまってもあきら めない精神的強さがあってそれは音楽が好きだという気持ちがあるからこそのものだと思い、私ももっともっと努力しなくてはと思いました。今日は沢山の素晴 らしい音楽とお話を聴かせて頂き本当に有り難うございました。
●私は数年前に骨折しギブスをはめて右手が使えない状態になったときの「こんあにもピアノが弾けないのがつらいのか」と思った事を忘れていました。今は当 たり前のように両手を使い、ピアノに向かえている幸せを忘れていました。それと左手だけで弾いているのに、目を閉じて聴くとそういうことを全く感じさせ ず、少し驚きました。ピアノは音を弾くだけではなく、音を楽しんだり、色々な人とその空間を共有し合う。これが大切なのだと改めて思いました。単純に音を 楽しむという事が解らずにいましたが、もっともっと人との交流を増し、音楽が出来るという喜びの気持ちを忘れずに、これからも音楽を続けていこうと思っ た。
●片手のみでも充分に魅力があふれた曲がこんなに存在したんだと勉強になりました。コンチェルトはものすごい迫力・速さで弾かれるところに感激。とても素 敵な講義、コンサートでした。
●音色がとても分厚くて正直びっくりしました。左手だけで音楽の幅は広がるのかなあ・・、と考えていたのですが、今日その疑問はどこかへいってしまいまし た。本当に素晴らしかったです。
●毎回智内さんの演奏を聴く度にとても片手とは思えない程の音量に驚かされています。また実技の先生から智内さんのラヴェルのコンチェルトのお話は聴かさ れていたので、生で聴く事が出来て嬉しかったです。凄く楽しかったです。左手の曲はまだ殆どしらないのですが、今日の口座で左手の曲の奥深さを知る事が出 来たし、音楽の楽しさと可能性を再認識することが出来ました。今度はオーケストラを交えてのラヴェルが聴きたいです。あと「魔王」も聴きたいです。
●左手とペダルだけであんなに多声的で重厚な音楽が奏でられとは本当に素晴らしいと思いました。左手だけで色々な音色が出せるように練習しなければ なぁ・・・と思いました。最初の曲は暗くて重くて、とても素敵でした。多くの音楽家がジストニアにかかっていた事は知らなかったのでしれて良かったです。 シャコンヌの左手だけの編曲も是非聴きたいです。自分が音楽をやっている事を忘れないで、色々な人に音楽の良さを知ってもらえるために、伝えるために、人 前で弾くことが大事だということを教わり、すごく勉強になりました。ラヴェルの左手の協奏曲は激しくて、本当に左手だけで弾いているのか?と疑うほどでし た!吉松隆さんの曲は凄くすきです。和声が綺麗で聞きやすいです。目を閉じて聴くと、まるで両手で弾いているかのように立体的で感動しました!大変なリス クを背負っていても素晴らしい音楽・・脱力が凄く大事。
●初めに聴かせて頂いたスクリャービン、とても素敵でした!!ジストニアという病気はとても怖いと思います・・。私にとって「左手だけで演奏する」という 事は今まで全く未知なものでしたのでがこれを機に少し触れてみたいと思います。
●左手だけの演奏を、この授業で初めて拝聴したのですが、こんなに幅広い音色、表現が出来るものだとは思ってもいませんでした。(失礼な書き方になってい たら申し訳ありません。)片手だけの演奏で表現が狭まるのではなく、一本で同じ分量の音楽を作っていくということだったんですね。左手は、右手という主役 を支えているというイメージが強くて(または私の力量不足で左手にまで神経がいきわたらないということもあり・・・。)本日の演奏を聴かせて頂いて、何か 目が覚めたような気がしました。2008年女子
●曲の説明が分かりやすかったので楽しく聴けました。左手だけなのに、両手で弾いているようにダイナミックに聞えたのは驚きました。特にサンサーンスの曲 が好きでした。
●左手だけでここまで表現できるなんて・・・。と驚きました。左手のための曲は普段なかなか聴くことが出来ないし、知らない曲ばかりだったので、とても新 鮮で、とても聴いていて楽しかったです。私は左手が凄く弱く、全然弾けないのですが、このような曲を使って練習してみたいなと思いました。ラヴェルのコン チェルトはとにかく凄かったです。「脱力」が上手くできるようになりたいと思いました。トーク付き演奏会みたいでとても楽しかったです。有り難うございま いしたー!
●こんなに素敵な左手のための曲がいっぱいあるのかと驚きました。またどの曲も決して片手だけだからといって簡単なものではなく、目を閉じていると、両手 で弾いているのかと思ってしまうぐらい難しいものばかりでした。特にラヴェルのコンチェルトは両手用にアレンジされたオーケストラパートでも大変なのに、 それまでも左手一本で弾くなんて相当難しいのだろうなと思いました。
●今日初めてきちんと左手の音楽を聴かせていただきました。両手とは違う音楽の世界の魅力を感じました。左手だけで音楽を表現するのはとても難しそうだと 思ったし、素晴らしいなと思いました。それぞれの旋律を浮き出すところが明確で面白いなと思いました。智内先生の人生経験の中で感じた事を語ってくれたこ とがとても勉強になりました。これからも人前で演奏していきたいです。
●とても素晴らしい演奏で、引き込まれました。曲もどれも素敵な曲ばかりで感動しました。左手だけだから2マイナス1とおっしゃりましたが、むしろプラス になっていると感じました。音を人に伝える喜び、演奏する楽しさをこれから学んでいきたいです。これからも音楽の素晴らしさを沢山の人に伝えていって下さ い。
●最初のスクリャービンの前奏曲を聴いて悩んだ気持ちやピアノへの情熱が伝わってきました。大学にはいってから自分一人で練習する時間が増えて友達や社会 とふれあう時間が減ってしまいました。今日の講座をきき、もっと人の前で弾き、皆で音楽を楽しみたいと思いました。左手だけなのに、すごく立体感のある演 奏で自由自在に音をコントロールできて感動しました。1音1音がハッキリ聞えて分かりやすかったです。将来どんなことがあるのか予想が出来ないです。自分 がもしひけなくなったら、どうやって音楽を続けていくのかを考えさせて頂きました。意味深い講義でした。有り難うございました。
●片手でいろんな音色がどんどん出てきてまるで両手で弾いているのを聴いているみたいだった。また音楽家のジストニアの話も驚いた。左手の楽曲は両手に比 べて音が少ないけど、両手では表せない綺麗さがあって、とても素敵だった。ラヴェルの曲も凄いダイナミックでどこのパートがオーケストラパートでどこがソ ロなのか、つなぎ目が分からなかった。
●両手による演奏とはまた違った感じで新鮮だなと思いました。スクリャービン、ブラームス、ラヴェルなどの有名作曲家が作った”左手による曲”はどれも大 作だなと感じました。今回聴いた先生の演奏も本当に素晴らしかったです。大変勉強になりました。
●ジストニアという病を私は初めてしりました。ピアニストにとっては人生が逆転するぐらい恐ろしい病気だとおもった。私たちはあまり左手の曲にほぼ触れる 事がないので、とても勉強になりました。ラヴェルのコンチェルトのカデンツァが素晴らしかったです!すごい!!
●昨日も先生の講義を受けました。病気になって3年もリハビリをしたという話を先生は普通に話していらっしゃいましたが、私には絶えられないような辛く苦 しい事だと思いました。素晴らしい音楽への情熱だと思いました。左手の音楽は2-1ではないという話が意外でした。確かにそんなに単純な話ではなく、音が 少なくなった分、少ない音で表現する事は難しい事だと思いました。音楽は人に何かを伝えたり、共有することで良さがでてくると先生はおっしゃいましたが、 私は今表現の場が少ないので、もっと色々な人達に私のピアノを聴いてもらえる機会を増やして生きたいです!私も自分にしかできない音楽をしたいです!!
●左手だけで表現するというのは、本当に難しいと思いますし、それは音質だけでなく、かなりテクニックが必要だなと思います。先生の演奏を聴いていると、 指はもちろんなのですが、ペダルがすごく重要なのではないかなと思いました。(バスとメロディと内声がなっているんだからスゴイなぁと)一つ気になったの ですが、左手のための作品がたくさんあるというのは分かったのですが、右手のための作品はあるのですか?聴いた事がないので、気になりました。もし自分 (または生徒)がジストニアになったあとしたら、初期症状とかどうしていったらよいか(特に生徒がなったらどうしたらよいか)を教えてほしいです。
●凄くどの曲にも味があって、両手の曲と比べても劣らないどころか、素晴らしい曲ばかりでした。スクリャービンの曲を聴かせてもらいましたが、どこか悲し げであり魅力的な音楽で心に残ります。先生の演奏が凄く好きです。そこか悲しげな雰囲気があるような気がして・・・。しかし心に訴えるものがありました。 音大生として憧れます。わざわざここに書くのは変ですが、今までのピアノ指導法の中で、私は今日の授業が一番好きでした。有り難うございました。今度私も 今日聴いた曲の中で何かを弾きたいと思います。
●今回の講義で初めてジストニアという病気を知り、ピアニストにとって非常に恐ろしい病気だと思いました。片手しか使えないのはピアニストにとってはとて も辛いと思います。私は演奏を聴く前までは2マイナス1というイメージを持っていたのですが、全くそんなことはなく、片手というハンディを全く感じさせな いものでした。しかし両手で弾いているように片手で演奏するというのは想像出来ない程難しく長年の熟練された技術が必要だと思いました。そして素晴らしい と思ったのが両手の音楽では見えないものが片手の音楽にはあるということです。また先生の「弱点を個性に変える」という言葉に先生の前向きなところや音楽 に対する情熱に大変共感いたしました。
●最初に左手だけで演奏する事は2-1ではないと言っていましたが、本当にその通りだと実感しました。また歴史についてもふれていて面白い講義でした。 2007年男子
●音が少ない分、沢山音でものを言えるというのは素敵な事だと思いました。自分は両手の曲で音の多い曲を弾くと弾くだけで一杯一杯になってしまうこともあ るけど(もちろん思いをのせて弾くべきなのですが・・)やはり何か伝わってくる音楽を聴くと幸せを感じるので自分が演奏するときも、まず自分が楽しんで聴 いてくれる方へ届くように演奏したいと思いました。とても幸せな時間でした。弾けない時間も大切で、その間に自分や音楽や色々な事を見つめるというのは弾 けるようになったとき道をしめしてくれたりするのかなと感じました。わたしもめげずに頑張ろうと思います。
●ジストニアという病気を知らなかったので、驚きました。とても精神的にこたえる病気だと思います。ですがそこでピアノを弾くことを止めずに曲を書いた作 曲家達、そして左手の為の曲を見つけて演奏している先生を見て素晴らしいと思いました。弱点を活用するという考えからこんなに良い曲が生まれ、演奏者の思 いが1音1音につまった演奏に変るのだと感動しました。片腕で広範囲を演奏するときはペダルの使い方が凄く大変だと思います。音符の量は少ないかもしれま せんが、その一つの音の重さに気づけました。和音の響きを凄く感じる事が出来ました。素晴らしかったです。有り難うございました。
●意志がすごいと思いました。片手だけでピアノを弾いて素晴らしい演奏をするなんて無理だと思っていました。でも今日片手だけの演奏を聴いて驚きました。 目をつむって聴いていると普通に両手を使って弾いている思わせる程の演奏でした。片手だけ、しかも左手だけでこのような素晴らしい演奏をすることが出来る のはかなりの努力と音楽センスの高さが必要だと思います。ジストニアという病気のせいで、その人の音楽に支障が出るのはつらいです。医学の発展を心から 願っています。
●私にとって左手は利き手ではないので、相当な練習が必要なんだなと思いました。でも、そうやって簡単にできない事にチャレンジする事はこのことだけでは なく、なんと素晴らしいことだろうかと思いました。私も苦手な左手を沢山練習して右手のように早く、きれいに弾けるようになりたいと思いました。また、左 手だけの曲を沢山聴いてとても良い曲ばかりだったので、私も弾いてみたいと思いました。
●今回みたいな講義は初めてでした。左手だけの演奏をたくさん聴きました。両手を使っての演奏とまた違って何かすごく感動しました!!ジストニアという病 名を聴いてびっくりしました。私がこの病気になって片手が不自由になったら片手での演奏をするためにピアノを続けようと思えないと思います。手が思うよう に動かなくて精神的に凄く辛いのに・・。凄いと思います。
●正直な話、左手だけだし両手の曲には劣るのかなという何ともバチアタリな事を思っていました。しかし今回この講義で演奏を聴かせて頂いて、その考えがい かに愚かであったかを痛感しました。両手とさして変らない迫力、美しいメロディ、音が少ないのにも関わらず、音の一つ一つが輝いていて聴いていて引き寄せ られるようでした。こんなに素敵な曲達をしらなかった事に恥ずかしくなり、それと同時に今日この講義で知る事ができて良かったと思いました。今日は数々の 素晴らしい演奏をしていただき有り難うございました。
●両手で沢山の音を弾くより、感情がストレートにでるような気がしました。弾けるようになれば音楽をやっている原点のような喜びや、感動を味わえるのでは ないだろうかと思いました。右手が上手く使えなくなったとは思えないくらい充実しているような、楽しそうな表情に見えたので、そんなチャンスに出会ったこ とをうらやましいとさえ思った。
●あまりの自然さに驚いた。左右両手で弾いているような音域の広い曲ばかりでびっくりした。多くの音楽家が病気で悩んでいる事にも驚いたし、スクリャービ ンにあんな素敵な左手の作品があるとは知らなかった。自分の勉強している楽曲は、左手の役割は和声進行や主に伴奏的な要素を担う事が多かったので、左手で 旋律を美しく演奏する事は苦手で、このような左手用の楽曲を演奏する事は私にとって勉強になる部分が大いにあるのではないかと思った。
●私は今日までジストニアという病気があることを知りませんでした。左手だけのピアノ演奏というのは以前TVで見た事が合ったのですが、今日の様にしっか りと聴いたのは初めてでした。智内さんの演奏を聴かせて頂いて、すごいと思ったのは、音の大きさと動きの速さと身体の使い方です。とても迫力があって引き つけられて、左手だけの違和感が全くなくて素晴らしかったです。身体や腕の動きも左手だけの演奏にあわせて弾きやすいように使われていたので凄いと思いま した。特にラヴェルの左手のための協奏曲が感動しました。自分も弾きたくなった曲もあったので、出来たら挑戦してみたいと思います。
●心にしみる音で感動しました。当たり前に弾いていたのに、だんだん指が動かなくなるのは考えてみるととても怖いです。左手だけで弾いてみると大抵しっか りひけません。右手があるからなんとなく弾けてたりします。私も簡単な曲を左手で弾く練習をしてみたいと思います。
●以前、雑誌で左手のピアニストの方が特集されていたり、テレビで見たりしていて、左手のピアニストが活躍されていることは知っていましたが、実際の演奏 を聴いたのは初めてでした。本来は両手でピアノを演奏するのが当たり前ですが、先生の演奏は、左手だけでの演奏であると知っていながら聴いても、本当に素 晴らしく、本当に左手だけで弾いているとは思えませんでした。そして、左手で作曲されている曲が想像以上に沢山あることに驚きました。私は普段練習時に片 手だけの練習を繰り返し行ったりしますが、どうも左が思ったように動かなくて苦戦しています。両手で合わせた時にはなんとなく左も弾けているという感じに は聞えますが、左手だけとなると、少し苦手になってしまいます。先生の左手だけの演奏はメロディも本当に美しくて、片手だけでもあんな風に歌えるのだと気 付かされました。私も左手が苦手だと思い込まずに必死になって練習をしようと思いました。指を動かすだけに一生懸命になってしまうことがあるので、「脱 力」ということをいつも心がけます。
●左手のみの演奏は「2-1=1」ではなかったという話がとても印象に残りました。自分の中でも両手の演奏と左手のみの演奏を自分がしたらということを考 えさせられました。しかし今日実際に左手の音楽に触れたことによって自分が最初に考えた左手のみの世界より、とても魅力的な世界で、両手にはない特別な力 を感じました。それは人の心により強く音楽が響いてきて温かさを与えられる事ではないかと思いまいした。
●ラヴェル以外は初めて聴く曲ばかりで凄く新鮮でした。技巧的にも難しそうですが、何より音楽的に良い曲が沢山あるので驚きました。個人的にはジャポニズ ムな感じの曲が好きなので、Airの楽譜とCDを手に入れて、自分でも弾いてみたいと思います。後、大学に入ってから授業や試験に追われて、なかなか自分 で弾きたい曲が弾けていない状態が続いているので、単純に好きな曲を弾いてみる、音楽を楽しむという事をもう一度してみたいと思いました。
●今日の講座では今まであまり親しみのなかった左手の世界を知る事が出来ました。2年前に私は附属高校での授業で一度演奏とお話を聴いたことがあり、その 時も「こんなに左手のための曲があるんだ。」と思い、そして演奏に感動した覚えがあります。今日もより多くの曲を知り、自分でも弾いてみたいと思いまし た。テクニックだけでなく、音楽表現的にもかなり難しく、深いものだなと感じました。左手を弾くことがどうしても苦手でフレーズ一つ繋げるのにいつも苦労 するのですが、私も挑戦してみたいと思いました。
●両手で弾いているかのような音の数と音量、さすがでした。沢山の事が学べました。沢山の曲を弾いて下さり、リサイタルを見に行ってきた気分にさせてもら い楽しかったです。楽しんで弾いている姿なんとも言えませんでした。素晴らしい演奏ありがとうございました。「また聴きたい」と思える演奏が聴けたこと、 感じる事の素晴らしさ、心に何かが突き刺さりました。
●聴きにきて良かったと思いました。去年も指導法の授業でお話を聴いたのですが、その時とは曲も違ったし内容も自分に為になることだと感じました。すばら しい曲がたくさんあるということがわかったので、私も弾いてみたいと思いました。今までそんなこと考えたことがなかったけれど、確かに田舎で演奏会をした 時に、左手のための音楽を紹介できたら、お客さんの興味もよりわくと思います。左手の可能性ってすごいと改めて感じます。先生の曲のレパートリーの多さに 驚き、私も、先生みたいに沢山の良い音楽を人に伝えられるようになっていきたいです。
●左手だけだと誤魔化しが聴かないけど、強い思いがだせるとおっしゃっていた通り音一つ一つのタッチが凄く鮮明で片手なのにフォルテも良く響いていて耳だ けで聞いたら両手で弾いていると思ってしまいそうです。左手の曲にもチャレンジしてみたいと思わされました。素晴らしい演奏を沢山有り難うございました。
●左手のピアノ曲が沢山あることに驚いた。まだたくさん良い曲があって驚いた。目を閉じて聴いてみると、左手で弾いているとは思えないくらいハーモニーが 幅広く素敵だった。実は去年の指導法の時間にもきかせてもらったのだが、また聴く機会がありよかった。勉強になることが沢山ありました。有り難うございま いした。2006年女子
●音が少ない分、想いが伝わりやすいとおっしゃっていたのが良く分かりました。片手だと音がすくなり物足りなさを感じるのではないかと思ってたが、全くそ んな事はなかった。むしろ音がクリアだと思った。弱点は個性ともいえるという考えは凄く驚いた。弱点からは皆逃げがちになると思うが、そのように考える と、弱点と向き合えると思いました。前日に指導法の授業を受けていたので、自分が知らなかった左手のために書かれた作品をより沢山聴いて知る事が出来てよ かった。作曲経緯も説明があり、わかりやすかった。説明があると、より理解が深まるし、私は調べてみたいことが見つかった。左手のために書かれた曲でこん なに沢山良い曲がある事をしれた、本当に誤魔化しがきかない事が分かった。昨日と今日2日間、聴く事が出来、良かったです。有り難うございました。
●今までに当たり前のように両手でピアノを弾いていました。左手だけでの演奏はテレビなどで見たことがありましたが、今回、ジストニアの症状や、その病気 にかかったピアニストのことを聴き、ビックリしました。私は利き手でない左手は右手よりも思うような音が出ないことが沢山ありますが、左手だけで一つの曲 を弾くことは本当に苦労するなと思いました。音がすくなるという話もありましたが、やはり、一つ一つの音を美しく弾くには大変大事ですし、ごまかしもきか ないので時間をかけて多くの練習が必要だなと思いました。左手の音楽とものは目をつぶって聴いてしまえば両手で弾いている姿が思い浮かぶくらいの音楽でし た。
●とても左手だけで弾いているように思えない程分厚くて深い音楽でした。知らない作曲家・知らない作品も沢山あって勉強になりました。演奏家としての役 割って何だろうと考えさせられました。自分のことだけに精一杯だけど、”人と共有すること”にもっと目をむけていけたらと思う。ラヴェルの素晴らしかった です!!スクリャービンノクターンも!!ありがとうござました。
●限界がある中でそれをいかにうまく使うか、どこまで可能性を広げられるかと出来上がった世界がどれほど美しくて、強さがあって、なんて素晴らしい事なの かと感じました。
●何を演奏しようか迷ってしまうくらい左手のための名曲が沢山あることに驚きました。その場で曲を決め、素敵な演奏を聴かせて下さる智内さんのレパート リーの多さにも驚きましたが・・・。今後のご活躍も期待しています。
●こんなに多彩で深い演奏が出来るなんて正直想像出来なかったのでとても驚きました。印象に残った話としては、「2-1=1ではない」という言葉でした。 確かに音の少ない曲はただ音を並べる分には簡単ですが、音楽的に演奏するのは難しいと思います。左手の五本の指のみでここまで演奏できてしまうなんて、両 手で演奏されるよりも感動的でした。話と演奏が交互に行われる講義だったので楽しく聴講できました。
●バッハのシャコンヌを練習して弾きました。そこで今まで気付かなかった左手の世界、全く新しい物に出会いました。正直たった2ヶ月触れただけでは理解は 出来ていないと思うのですが、左手だけというのは違う観点から見られたことはとても自分にとってためになりました。こんなに音が美しく一つの世界が作れる のかと講義を聴けて楽しかったです。
●左手だけで演奏される曲を、何回か聴いた事があるのですが、今日きいた演奏は左手でこんなに表現できるものなのかと思えるものでした。
●左手の曲があるのは知っていましたが、ただの指の練習曲だと思っていたので、衝撃を受けました。とても感動しました。現実にはないような感じの不思議な 場面があったり、雪のようにキラキラしているようなイメージなど沢山の情景が頭に浮かんできて素晴らしかったです。左手のための曲をもっと聴いてみたいと 思いました。
●左手だけだと両手に比べて何か物足りなくなりそうなイメージがあって興味がなかったのですが、聴いてみたら、全然そんなことはなくて、むしろ両手の演奏 にはないおもしろさや味をかんじられて少し挑戦してみたくなりました。弱点は個性、利点になるという話が凄くわたしにとって何か響く言葉でした。
●この講義を受けるまでは、どれだけの表現が可能なのかと思っていました。(テレビなどでは聴いた事はあったのですが。)しかし実際に聴いてみると、両手 で弾くよりも心地よいバランス、音色、そして何よりも音楽への重いが伝わってきて感動しました。