2010/07/17 名古屋宗次ホール

●名古屋市 宗次ホール
「左手のピアニスト・智内威雄”心に響く命の音”」
2010年7月17日(土)17:30開場18:00開演
宗次ホールチケットセンター 052-265-1718 発売中
全席自由席 一般:3000円、友の会:2500円 ハーフ60:1800円


【演奏者より】
コンサートに足をお運びいただき有り難うございました。

演奏を通して名古屋に戻って来られた事がとても嬉しいです。宗次ホール・コンサートも2回目となりました。しかしこのホールの素晴らしい響きには驚かされます。一言で言うならば「ヨーロッパの教会の響き」でしょうか。恐らくピアノ以外にも室内楽などの弦楽器がとても美しく響くのではないかと思われます。当日は晴天にも恵まれ、響きが更に広がるような気持ちよさがありました。ホールも楽器などと言われますが、それを実感させられコンサートでした。

今回のプログラムは少しJazzの影響を感じられる物を選ばせていただきました。この曲目選びというのは演奏家にとっては至福の時です。今後も引き続き左手の作品を紹介すると共に、その無名とも言える楽曲に様々な角度から光を当て、本来持つ魅力を感じて頂けるような舞台も作っていきたく思います。皆様と素敵なコンサートを創造出来るよう精進して参ります。舞台のアイディアなど、ご意見も常時募集しております。今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。

智内威雄


【会場アンケートより】

●静かな泉に、次々とうまれる波紋がくっきり見えた気がします。左手だけの限られた音だから創り出せる世界に浸る事が出来ました。有り難う。またここで会いましょう。40代男性

●楽器の演奏どころか楽譜も満足に読めない私にとって「左手の・・」という冠の付いた本日のリサイタルで演奏される智内さんの奇跡がどれ程スゴイ事なのか、恐らく理解出来ないと思います。ただ、今日はそんなイリュージョンを観に来たわけではなく、プログラムのラインナップに純粋に興味を持ったからであり、演奏そのものを聴いてみたいと思ったからです。ただ、左手という点について私が感心を持つとすれば、右脳がつかさどる分野。芸術脳の右脳がどんな表現を聴かせてくれるかという興味。そして、左手というピアノの上では本来低音パートであったり、リズムパートであったり、音楽の土台となる部分。右手のレトリックを使用せず、いかにして音楽を表現するのか。まだ公演前ですが楽しみにしています。>>>>>>そのまま提出して帰るつもりでしたが泣けた。感動してしまった。なんて地に足のついた響きなんだろう。腹に響くというか、また胸を打たれました。一つ一つのフレーズがハッキリしている。迷いのない台詞のようで心地よい。私はサティのジムノペティのようなポツポツ語るピアノが好きなので、智内さんのピアノに好感が持てました。まるで弦楽器のような音楽にも。肉声に近い音色。飾らない真摯な音楽。素晴らしいです。また来て下さい。40代男性

●素晴らしい演奏会で、堪能いたしました。オペラアリアも聴いてみたいです。どうぞお体を大切にして、いつまでも私たちを楽しませて下さい。70代女性

●素晴らしい演奏でした。特に「レフトダンシーズ」、左手が踊るような動き、軽快な曲で楽しめました。30代男性

●良かったです。良い時間を過ごす事が出来ました。50代男性

●前回のランチタイムコンサートが素晴らしかったので、今回も聴きに来ました。前回と違ってジャズ?な感じのシュールホフとベリ・クヤラがとても楽しかったです。でも一番の目当ては吉松さんの曲でした。前回のモーツァルティーナ?がとても好きだったので楽しみにしていたのですが、タピオラ幻景は意外激しい部分もありちょっと予想外でしたが、自然の力強さを感じました。そして最後にモーツァルティーナが聞けて良かったです!今度はゴーシュ舞曲集を是非!!シャコンヌも聞きたいです。プレアデス舞曲集の左手版はないんでしょうか?

●私は、音楽に興味を持ち、独学で音楽理論などを勉強しています。今日、智内威雄さんのピアノ演奏を聴いていて感情を込める事が肝心である事を感じました。とても感動しました。有り難うございました。10代男性

●障害にめげず気迫溢れる演奏に感銘を受けました。私自身もこれからの人生を頑張ろうという気持ちになりました。頑張ってください。30代女性

●迫力ある綺麗なピアノ演奏でした。お話も上手で、また次回も聞きたいと思います。せっかちなところが良かった。50代女性

●サンサーンスと光のヴィネットが好きだった。響きとか音とか綺麗だった。これからも頑張ってください。10代女性

●はじめて聴かせて頂きました。はじめは片手の演奏というのがどういう表現なのかという興味でしたが、演奏そのものに引きつけられました。両手によるピアノ楽曲より、ストレートで音がトルネードの様にホールを駆け巡っていくような気がしました。素晴らしかったです。欲を言えばピアノの調律の問題で(マイクがハウリングを起こすような)キーンという残響音が残念でした。今後さらなるご活躍を願います。P.S.激しい曲の飛ぶような技巧も凄かった。最後のような静かな曲は一音一音が素晴らしく心に響きました。50代女性

●初めて演奏を聴かせて頂きました。一音一音が心地よく、特に低音の厚みのある響きが素敵でした。とても暖かい演奏、演奏会でした。初めて聴く曲が多かったので、解説があったのも良かったです。個人的な事ですが、私もジストニアに近い症状と診断されています。一時はバイエルも弾けないぐらい酷かったです。左手の曲は手に入りにくく、弾きたい曲を見つけるのが大変ですが、今日は楽しかったです。また機会がありましたら、シャコンヌを聴いてみたいです。ご活躍をお祈りしております。30代女性

●初めて参加させて頂きました。片手での演奏とは思えない音域と演奏法にただただ驚いています。今後も出来るだけ参加させていただきたいと思います。70代女性。