2010年08月22日(日曜)19:00 ~ 20:30 (18:30 開場)
予定定員数:100人未満 ※8/13までに往復はがきでの事前申込要。
お問い合わせ先:089-915-2600(坂の上の雲ミュージアム)
地図:Google Map
演奏者からのメッセージ
坂の上の雲ミュージアムの朗読コンサートに足をお運びいただき、有り難うございました。
三回目となる今回は、読み手に阿部佐和子さんをお迎えしての朗読コンサートとなりました。阿部佐和子さんとは第一回目の「坂の上の雲・総集編」の朗読コンサート以来、二回目の共演となりました。今回は司馬遼太郎作品から少し離れて、小泉八雲の怪談・奇談を取り上げてみました。
実は合計三回の合わせ稽古をさせて頂いたのですが、練習の時からとても出来が良く、毎回世界が深まり登場人物の一人一人に命が吹き込まれ動き出していくのが分かる程でした。本番でも佐和子さんの素晴らしい朗読を通して、登場人物達の苦悩や喜びなどが時代や場所を越えて現代・坂の上の雲ミュージアムに蘇ってくるように感じました。会場が妖気で満ちていたような。素晴らしい時間を共有することが出来、とても幸せでした。
来年もここ松山・坂の上の雲ミュージアムでの朗読コンサートをさせて頂く事になっております。また引き続き、文字と音の関係を模索していければと思います。今後とも応援の程、宜しくお願いいたします。
2010年8月22日 智内威雄
会場アンケート
●朗読とピアノの調べがこんなにもピッタリあって、想像・イメージを広げてくれるとは・・・智内さんのピアノ初めて聴きましたがもっと聴きたいです。愛媛でのコンサートを教えて下さい。暑さと仕事で疲れていましたが、感謝です。とても清々しい気分になりました。50代 女性
●お二人の世界に引き込まれました。一言一言に心を込めた朗読、左手だけとは思えない重厚で流れるようなメロディー・テンポも間も素晴らしく、感動いたしました。
●本当に素晴らしい演奏でした。一音一音、心がこもり、音に魂を感じる思いでした。一秒も眠くならず、心から聴かせてもらいました私の人生の中で一番真剣に聴けた演奏だったと思います。また機会があったら聴きに来ます。今日は感動の一時を有り難うございました。50代 女性
●音楽も語りも目にみえない想像力をかき立てるコラボレーションに引き込まれました。怖かったです(笑)前半の気持ちのままだと今夜眠れなくなるところでしたが、智内さんのMCの通り心の浄化されるアヴェマリア連発♪私は時々アヴェマリアに限らず聖歌を聴きますが頭の中でセリフが浮かびながら楽しませて頂きました。(特にカッチーのアヴェマリアはスラヴァの声が大好き)有り難うございました。40代 女性
●振り袖火事が一番怖かった。町中に火が広がるところが凄く怖かった。今日は本当に有り難うございました。曲、そして恐怖、楽しめました。とても楽しかったです。9歳 女性
●初めてきました。ピアノ怪談よかったです。また是非やって下さい!!30代女性
●第一部 猛暑続きの毎日、一時の清涼剤として楽しめました。第二部 智内様には素晴らしい左手をお持ちです。その左手を大事になさって益々のご活躍を、また素晴らし音楽をお聴かせ下さい。60代 男性
●朗読とピアノよくマッチしていました。左手だけでこれほど豊かに音楽が生まれるとは思いませんでした。日常を一時忘れ、語りと音楽の生み出す世界に遊びました。
●とても心に残る良いイベントでした。有り難う!!40代 男性
●左手のピアニスト・智内さんの演奏会に初めて参加しました。一番前の席で見られて良かったです。来年も来たいです。50代男性
●このイベントが毎年していた事は知らなかった。智内さんも毎回来松されていたんですね。”左手だけのピアニスト”の分野があるなんて初めて知りました。目をつむっていると、とても片手だけの演奏とは聞こえないぐらい!!また別の機会でも是非お会いできたらと思います。なめらかな指の動きに、すっかり魅了されました60代 女性
●とてもきれいな演奏でした。10代 女性
●左手だけで演奏していとは思えない。素敵なコンサートでした。ハンサムなお顔でそちらも感激でした。40代 女性
●智内さん・阿部さんのコラボとてもマッチして恐れが倍増したようです。この季節に合っていて、とても面白く想像する事が出来ました。季節に応じた演奏をこれからも聴きたいです。音によって恐れが増幅する事がよく分かりました。第二部、力強さとやさしい音色で心が癒され優しくなれました。草原の中にいるようです。50代 女性
●心に響く素敵な音色をありがとうございました。今日はピアノを習っている小学2年の娘と一緒にきました。優しい何かに包まれている感覚でした。きっと智内さん自身の優しさが表れていたのだと思います。30代 女性
●暑い今年の夏でした。今夜はそれを忘れ ひやー とした一時。二人とも素敵でした。70代 女性
●友人に連れられて来ました。片手でここまで力強く演奏できるとは、素晴らしく恐ろしく楽しい時間でした。有り難うございます。来年も是非!60代 女性
●坂の上の雲ミュージアムで演奏を聴かせていただきました。ピアノを習っている8才の子どもと一緒にいきました。音だけを聴いていると、左手だけの演奏とは思えませんでした。日頃の練習をさぼりがちなうちの子どもは、かなり驚いているようでした。これをきっかけにきちんと練習してくれたらありがたいなと思っております。広いホールでするよりも、ミュージアムのようなこじんまりとした所の方が音を近くに感じ、また智内さんにも間近にお会いできて良かったです。またこういう機会をたくさん設けてください。毎日、暑いですが、昨晩は涼やかで、美しい夜でした。ありがとうございました。40代 女性
2010年8月24日 産経新聞朝刊(愛媛版)に記事が掲載されました。
以下”MSN産経ニュース”より
暑さ忘れる「ピアノ怪談」 松山「坂の上の雲ミュージアム」
2010年8月24日 産経新聞朝刊(愛媛版)2010.8.24 02:14「坂の上の雲ミュージアム」(松山市)で22日夜、小泉八雲の小説「怪談」の朗読にピアノ演奏を合わせた朗読コンサート「ピアノ怪談・夏の夜の夢」が開かれ、約100人の市民がひとときの涼を楽しんだ。
同ミュージアムの主催。小泉が明治39年に著した短編集「怪談」から、絵に描かれた女性に心を奪われる若者を描いた「衝立(ついたて)の乙女」などを、劇団「わらび座」の元女優で松山市在住の阿部佐和子さんが朗読、左手のピアニストとして活躍する大阪府の智内威雄さんが演奏した。
ある時はおどろおどろしい演奏で表現された明治の情緒に、市民らもすっかり“とりつかれた”感じ。松山市在住の主婦、大家千鶴子さん(66)は「鳥肌が立ちました」と感動した様子だった。
同ミュージアムの松原正毅館長は「八雲は司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の主人公たちと同時代の作家で、アメリカから日本に移住した。西洋人から見た明治ロマンを楽しんでいただけたと思う」と話していた。