お願い:ジストニア本出版要望の声大募集!!

私のライフワークは左手の音楽を復刻させる事にあります。
しかし左手の音楽との出会いは、右手をジストニアにより自由を奪われた事が始まりでした。発症率は8%といわれとても多くの音楽家が苦しんでいます。

しかし誤った情報も多く、例えばロベルトシューマン等はリハビリ用の機械を自分で作りトレーニングをつんだ結果、ピアノを弾けなくなるまで症状を悪化させてしまいました。他にも有名な左手の楽曲を書いたスクリャービンもジストニアの影響でピアニストの道を断念したそうです。音楽史の陰に埋もれてしまったエピソードです。

そもそも私が日本に帰らずドイツでリハビリを続けた理由は、音楽家のジストニアの情報が手に入りにくく、日本だけでの診察では病気の情報を得る事が難しいと判断したからでした。

実は最近、日本における音楽家の手のジストニアでもある”局所性ジストニア”を取り巻く環境が少し変化しようとしています。ジストニア友の会と東京女子医大の平教授、そして聖マリアンナの堀内医師を中心としたメンバーが、ハノーファー音大のジストニアに関するシンポジウムにて発表されたスペイン人医師の論文を和訳して、日本で発売しようとする動きがあります。

私もこのプロジェクトに少し関わっています。その本は本当に素晴らしく、充実した内容です。詳細データが分かりやすい絵図と共に示され、私がハノーファーの研究機関で教えていただいていた殆どの内容が詰まっています。日本語で読める音楽家のジストニア文献として、ここまで分かりやすく充実した物は存在しなかったかも知れません。

今は音楽出版社で販売に関する最終審査に入っているようです。是非とも販売までこぎつけて頂きたいです。しかし後一押し必要なようでジストニア友の会では、皆様の出版に対する声を集めて会社へ送る事を計画しています。

出来るだけ早い診断や、知識が患者の心を救う事となると思います。
是非ともご協力の程、宜しくお願い致します。


ジストニア友の会;音楽系出版社からの出版を要望する声
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