2012/11/17 東京江東区 都立墨東特別支援学校
「広がれ絆(きずな)!オープンフェスタ」
会場:都立墨東特別支援学校
講演:響き合う いのちの音色
問合:東京都東部学校経営支援センター(電話:03-3815-4742)
主催:東京都教育委員会
今日は約一時間の講義となりました。私も皆さんと同じく付属高校に通っていましたので、この校舎に入ると色々な思い出と共に懐かしさを感じます。今日の講義はホールで行いました。ここのスタンウェイBは私が在籍してた頃は、練習室においてあったピアノでしょうね。
今回は、主に左手の楽曲についての説明をさせて頂きました。その左手の楽曲を通して、人にとっての音楽とはどのようなものなのか、生徒の皆さんにとっての音楽とはどのような可能性があるのか等、非常に大きなテーマを投げかけました。
今手元に皆様に書いて頂いたアンケートがあります。とても良い感想文だと思います。こうして読んでみると、自分の言葉で理解・表現をしようとしていている方が多く、とてもうれしいです。そして中には不思議と私が今日言わなかった事などを感じとって書いている方や、私がどうやっても言葉にまとめる事の出来なかったような思いを書いていたりと。皆さんの洞察力と言いますか、その感性に驚かされていました。
私もそうでしたが、この付属高校で育まれた友情は、その後の様々な困難を乗り越える時にも助けになってくれると思います。是非その素晴らしい友情、そして音楽に対する愛情をこの先も支えに学生生活を送って下さい。
またお会いできる日を楽しみにしています。
智内威雄(2010年10月12日)
東予高校の学生の皆様、そして職員の皆様、この度は貴重な機会を有難うございました。
普段は音楽の授業が無いとのことで、体育館の片隅にポツンと置かれていたピアノでしたが、調律師さんが、素晴らしいステージにしようと一生懸命に調整してくれました。その思いにも支えられながら、ピアノはステージに昇り、皆様の前で思う存分に音楽を奏でてくれ、活躍してくれました。
日頃、クラシックのコンサートに行く事は少ないと思うのですが、こういった機会に音楽の良さを少しでも紹介出来ればと思いまして、今回は音楽会の楽しみ方に重点を置いて、説明と演奏をさせていただきました。
コンサートが終わった後、先生方に校舎を案内して頂いたのですが、ちょうどサッカー部や、ラグビー部の部活動が終わる時間だったようで、泥だらけのユニフォームでグランドから戻ってきた生徒さん達が、すれ違いざまに「アンコールの曲、良かったです」とか、「あの曲気に入りました」とか言ってくれました。とても嬉しかったです。またどこかでお会い出来る事を楽しみにしています。
2008年11月15日 智内威雄
会場の声(アンケートより)
●普通の生活では体験できない物に触れてとても新鮮な気分になり、演奏前に智内さんが右手が使えなくなった分違う世界を見ることが出来たという言葉に、驚いた反面、自分のたりない物を自分の個性にしたいと思いました。
●今回の公演とても良かったです。アベ・マリアが良くて、聞き入ってしまいました。右手を病気し日常生活意外は使えないのはかわいそうでした。僕も病気をし入院したけど大事に至らなくて良かったです。魔王もよくてやっぱり小さな頃からすごい練習だったんだろうと思います。これからも頑張って続けて下さい。
●ピアノ演奏とかよくわからないけど、今回のピアノの演奏を聞いて、僕はすごく心に響いたと思います。左手だけで弾いてすごいという気持ちもあるけど、他になんだかすごく大きな物を感じたという気持ちがありました。この演奏を聞けてすごく良かったと思いました。 “2008/11/10 愛媛県立東予高等学校” の続きを読む