「ワンハンド・ピアノフェスタ!」10周年記念

今年は「ワンハンド・ピアノフェスタ!」開催10年周年の記念年になります。今年も多くの参加申し込みをいただきました。ありがとうございます。参加申し込みは締め切らせていただきました。今回も皆さまとワンハンドピアノの魅力を共有できることを楽しみにしています。

提出いただきました曲目リストを見ても、近代の先鋭的な左手楽曲を演奏される方、自作の作品を演奏される現代作曲家の方、唱歌・童謡の編曲楽曲を演奏される方、シャンソン調の弾き語りをされる方、そして今回から開始される室内楽曲を演奏される方、多様な片手演奏のあり方が示されています。

この「ワンハンド・ピアノフェスタ!」が発祥となり、参加者たちが身近な駅ピアノであったり、各地の音楽イベントで片手演奏を披露されるようになったり、それだけにとどまらず様々な片手演奏のイベントも開催されるようになるなど、縁が広がっています。10周年を迎えるフェスタの重要性を改めて感じます。

運営面でも、未来の「#左手のピアニスト」を育てるために、ピアニスト達を企画・運営スタッフや、ゲスト出演枠に入れるなどの試みが毎回行われ、その中からはプロの演奏活動を開始した者も出てきています。

この演奏分野は、第一次世界大戦がきっかけで花咲きました。フェスタは、その苦難の歴史を開かれた未来に繋ぐための大切な架け橋としても発展しています。今後も様々な試みをしていきます。応援のほどよろしくお願いいたします。

#ワンハンドピアノフェスタ
#左手のピアノ国際コンクール
#Wittgenstein
#両国門天ホール #メイプルホール

23年10月に大阪四條畷でコンサート・イベントを

来月10月に #四條畷市 で、#左手のピアノ国際コンクール に関連したコンサート・イベントを行います。私も演奏いたします。

このコンサートでは、第二回の「左手のピアノ国際コンクール」に入選した中学生の #左手のピアニスト #河野信幸 くんが、地元の合唱団の協力のもと、初めての合唱伴奏にチャレンジします。とても大切な経験になると思います。私も合唱伴奏がきっかけでピアノ演奏がより好きになった思い出があります。

#左手のピアノ国際コンクール は、#ワンハンドピアノフェスタ と同じく、その場の演奏だけではなく、そこでの出会いであったり、その後の広がりを大切にしています。

今回のコラボレーションも、そんな広がりから生まれた演奏会です。このようなチャンスを与えてくださいました #久本久子 さん、そして#交野うたう会 の皆さまに感謝しております。 “23年10月に大阪四條畷でコンサート・イベントを” の続きを読む

蕨市民音楽祭

第9回蕨市民音楽祭での演奏会を終えました。私の演奏枠を音大学生とのジョイントコンサートの形式にしていただいてから3回目になります。

数年前、全国の大学がコロナ禍でリモート授業、そしてオンラインレッスンに切り替わり、舞台芸術を学ぶ音大学生に深刻なダメージがあった頃、その彼女たちに演奏機会を与える事は出来ないだろうかと蕨市に相談したのが、このジョイントコンサートが生まれるきっかけになりました。

学生達の演目は、第1回目の会では一手、ニ手、四手と、ピアノ音楽表現の変化を実演で聞いていただきました。第2回目の会では、ロシア・ウクライナ音楽に絞り、室内楽なども演奏しました。そして今回第3回目は、演奏だけではなく企画も音大学生が行いました。

我々はクラシック音楽の魅力を伝える使命があります。企画担当の学生が選んだテーマは、普段知られることのないショパンの魅力、ショパンの歌曲についてでした。会場との合唱もあり、とてもあたたかく朗らかなやり取りがありました。

私が担当した後半は、この一年行ってきた「現代における音楽」に関する活動を反映した演目にしました。今後の蕨市民音楽祭であり、蕨の子ども達への音楽ヴィジョンを演奏とお話と共にお伝えしました。 “蕨市民音楽祭” の続きを読む

コンサートのお知らせ:9/23 奈良県100年会館

9月23日に奈良市 #なら100年会館 にてコンサートをします。#3手のピアノデュオ で演奏を続けたピアノデュオ・シリルスミスに捧ぐとしています。2人で演奏をする「ピアノデュオ」という新たな試みです、片手と両手という3手デュオ で演奏することで生まれるスリリングな表現をお楽しみください。

#シリルスミス は、イギリスの大ピアニストであり、デュオとしても人気を誇ったピアニストでした。ところが彼は脳卒中の影響で左手にまひが残り、パートナーである #フィリスセリック のサポートのもとに、残された右手を使い3手という新たなデュオの世界に切り込んでいきました。人並みはずれた音楽への愛があったのでしょう。 “コンサートのお知らせ:9/23 奈良県100年会館” の続きを読む

音楽之友社のWEBマガジン寄稿

#音楽之友社 のウェブマガジン #ONTOMO の特集記事「#戦争と平和 の音楽」 に寄稿しました。

1914年7月28日に勃発した第一次世界大戦から、今年の7月で109年になります。この世界大戦から繋がるロシア革命など、後の音楽界にも大きな影響を及ぼしていきます。

この時代には、価値観の揺らぎから解放への渇望が生まれ、多くの芸術表現・分野が花咲きました。その一つとして傷痍軍人が希望を託して発展させた #左手のピアノ音楽 について書いています。
 
 
https://ontomo-mag.com/article/column/piano-pieces-for-the-left-hand/

箕面の子ども作曲ワーク発表

素晴らしい会になりました。その街を未来に繋ぐ音は、その街の子どもたちが作る。それが実現したように感じます。

舞台裏で、自分たちの曲が演奏されるのを待つ子どもたちは、自分が演奏発表するのとはまた違った緊張感があったのではないでしょうか。

絵画にしろ音楽にしろ、生み出した作品は、作者とは別人格として歩みだすと言われますが、芸術ならではの未来に繋がる道を見たことでしょう。

我々も自分たちの技術をもって、子どもたちの心であり、未来の音をサポートできたことを誇りに思います。

作曲ワークショップを行った #朴守賢 さん、#川上統 さん、このアイディアを採用してくださった #大迫弘和 先生、そして最後まで粘り強く舞台を成功まで導いてくださいました #箕面市役所 の皆さま、#メイプル財団 の皆さま、実行委員会の皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

#箕面市立文化芸能劇場
#左手のピアノ国際コンクール
#左手のピアニスト #智内威雄

岡山での演奏

今週の日曜日は、岡山で演奏をします。使用します楽器はKAWAI RX-5Dです。
このRXシリーズと同時代のNXも含め、東京の大学時代によく弾いていました。懐かしい音です。

演奏会の度に、色々なピアノとの出会いがあるのですが、遠鳴りするスタンウェイのフルコンにしろ、近鳴りするアップライトのピアノにしろ、生の楽器ならではの空間の音があり、その出会いを毎回楽しみにしています。

今回のピアノではどのような音が出せるかと今から楽しみです。
お近くの方は是非お越しください。

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2023/10/09 ワンハンドピアノフェスタ!in Osaka

片手ピアノ演奏の愛好家の皆さま、参加型イベント「ワンハンド・ピアノフェスタ!」の申し込みを開始します。

 ピアノ演奏参加のルールは「片手で演奏する」。障がいの有無、年齢、そして演奏レベルなどは問いません。愛好家による演奏と交流の場です。毎回とても賑やかな交流が行われています。

 「ワンハンドピアノフェスタ!」は2013年に開始して、今回で東京は9回目、大阪は6回目になります。私もいつも楽しみにしています。毎回、色々と新しい試みを盛り込んでいます。今回はかねてよりリクエストが多かった「アンサンブル」参加も可能になりました。もちろんソロ参加も大歓迎です。そして通常通り演奏のアドバイスなどの講評もあります。

 第3部では、左手のピアニストによる「第2回 ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール」作曲部門応募作品の初演も行う予定です。

以下のフォームからお申し込みいただけます。
https://forms.gle/XQRUnChALu4AmAxJ6
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