前半は左手のピアノ演奏の可能性を知っていただくためために、多くの違ったキャラクターをプログラムに組み込みました。
そして後半は二台のピアノで行う三手演奏。こうして三手での初めての本番を終えて思うのは、一般の二台四手の演奏とは大きく違う世界があったということでした。
両手演奏同士の四手演奏は音の量からもオーケストラのようなキャラクターに近づくのに対して、三手の演奏は、音の量からもチェロソナタのような、単旋律楽器+ピアノといったキャラクターに近づくことに気がつきました。
しかも同じ楽器・ピアノ同士ですから足りない音域をカバーしても響きは自然で一体感がありますし、逆にソロパートも、片手演奏ならではの主観的にアプローチが出来たりと、予想よりも遥かに広がりがあり、そして完成度の高い表現が可能でした。
会場でもお伝えしましたが、この三手演奏に関するアイディアを広げながら、この世界も掘り下げていければと思います。
今後も開かれた未来に、どのように片手演奏の個性を活かしていくか、様々な試みを行なってまいります。
今回も多くの出会いと繋がりがありました。共演者の #山口雅敏 さん、#なら100年会館 のスタッフの皆さま、お越しいただきました聴衆の皆さま、記事を書いてくださいました #奈良新聞 #毎日新聞 #産経新聞 の記者さま、そして表敬訪問に応じてくださいました #仲川げん 奈良市長さま。この場をお借りしてお礼申し上げます。
#智内威雄 #左手のピアニスト #ワンハンドピアノミュージック
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追伸: ご来場いただきました一般財団法人 カンセイ・ド・アシヤ文化財団 代表理事の #山田良 さまが、素敵な演奏会評を書いてくださいました。ぜひご覧ください。